令和元年の「台風15号・19号」で被災した南房総地域。当時は詳しい報道がなく、実際にどのような状況だったのかあまり知られていないのが現状です。
そこで立ち上がったのが、南房総市でベビカム株式会社のワークスマート事業に参加する地元のママたち。
2019年12月からはじまった、被災体験や防災についての情報をシェアするブログについて、ご紹介します。
全国のママたちに発信中!
ブログは、妊娠から育児までの情報を提供する情報サイト「ベビカム」に開設されました。タイトルは「南房総に台風が直撃!~これからの自然災害に備えよう~ 子育てママの体験記」。
https://www.babycome.ne.jp/x67602de/all/
ライターは、南房総市で行われているベビカム株式会社のワークスマート事業に参加する地元の子育て中ママ5人です。
妊娠中のプレママや育児真っ最中のママが訪れる「ベビカム」内で、同じく子育てするママが被災した体験を紹介することで、全国のママたちに参考になれば、との想いでブログを開設することになりました。
台風をはじめとした自然災害は、全国どこででも起こりえます。子どもが一緒にいる状況で被災した場合には、自分の身だけでなく子どもの身を守ることも必要です。
いざという時に、同じママのリアルな体験談を思い出せれば、きっと力になるのではないでしょうか。
明るく元気に楽しく、情報をお届け
被災したといっても、南房総のママライターたちは前向きです。
ブログも悲観的なものではなく、明るく元気に楽しく情報を提供しているのが特徴。
ゆるっとカワイイ手書きのイラストや顔文字、説明書き入りの写真などで、分かりやすく状況を表現し、ママたちが身近に感じられ、読み物としてだけでも面白い記事ばかりです。
台風が来る前日や被害が明らかになった驚きや戸惑い、停電や断水の状況などリアルなレポートや当時の気持ちを伝えてくれています。もちろん、その時の子どもの様子も書かれていますよ。
また、被災体験から学んだことが文末にまとめられているのもポイント。全国のママにすぐに役立ててもらえるように、というライターたちの気持ちがうかがえます。
今後は、おすすめの防災グッズなども紹介するそうです。
びわ農家ママがクラウドファンディングにも挑戦中!
ブログのライターの中には、子育て中のびわ農家のお嫁さんもいます。
台風の被害は甚大で、丹精込めて育ててきたびわの木の多くが倒れてしまい、びわ農家存続の危機に…。
そんな現状を打破するため、クラウドファンディングを開始したそうです。
実際の被害状況はブログでも紹介され、「ベビカム」協力のもと始まったクラウドファンディング。
多くの人の応援を待っているそうですよ。気になった方はぜひチェックして下さいね!(2020年2月18日まで募集しています)
https://camp-fire.jp/projects/view/217686
まとめ
南房総から全国のママへむけて発信されているブログ「南房総に台風が直撃!~これからの自然災害に備えよう~ 子育てママの体験記」。
被災の体験を前向きに発信するママたちの姿に、復興へ向け頑張る南房総地域の姿が重なります。
最後に、ブログのライター陣からメッセージをもらいました。
「私たちの体験が、もしもの時に役に立てばとても嬉しいです。ぜひブログものぞいてみてくださいね!」