房総のマッターホルン、伊予ヶ岳に登ってみよう!
南房総には、気軽に登って景色を堪能できる「低名山(ひくめいざん)」がたくさんあります。伊予ヶ岳は、サイクリストの交流の場になっている「平群クラブハウス」の裏にそびえ立つ、標高336.6メートルの山です。
思い立ったときに気軽に行ける低名山を1人で登るのが好きな私。初めて伊予ヶ岳登山に挑戦したので、そのときの様子をお伝えします。
まずは平群天神社(へぐりてんじんじゃ)へお参り

本殿の後ろに顔を覗かせる伊予ヶ岳
伊予ヶ岳の登山口にある平群天神社には登山者用駐車場があるので、ここに駐車してまずはお参り。南房総市指定天然記念物にもなっている御神木「夫婦のクスの木」が出迎えてくれます。本殿には伊予ヶ岳と天神社が描かれた登山記念スタンプが置かれているので、スタンプ帳を持っている人は持参しましょう。
いよいよ伊予ヶ岳登山スタート
神社の左にある道を進むと、登山口の看板があります。このあとも、要所には案内板が出ているので安心して前に進めます。
2020年12月に訪れたときは、登山口付近で工事をしていて砂利が敷きつめられていましたが、途中からは自然な登山道になりました。
樹々の中を黙々と進んでいくと、竹のトンネルになっている場所や、整備された階段があったり、力強い樹々の根が地上にも現れている場所があったり、倒木があったりといろいろな表情を見せてくれます。

切り株からは新しい芽が育っていました
スリル満点!急斜面の岩場を進む
伊予ヶ岳の話を耳にするときは、必ず鎖場の話が出てきます。「思った以上にすごかった」「あれが辛かった」というような話を聞いていたにもかかわらず、私は甘くみていました。ほんのちょっと、短い距離で鎖場があるのだろうと思っていたのです。そこに現れたこの案内板。
注意書きの一つには、こう書かれています。
「この先頂上まで、非常に険しい道のりとなります。体力に自信のない方は、ご遠慮ください。愛好者により設けられたロープもありますが、安全性を確かめたものではありません。使用する場合は、十分注意してください。」
そして進んだ先に現れた岩場は、かなり急な斜面且つ先が見えません...。
目の前にある道を進むべく、ロープに手をかけて進み続けます。
360度のパノラマが広がる伊予ヶ岳の頂上
1人で来たことを後悔しながら登り続けると視界が開け、目の前に現れた休憩場所には小学校低学年らしき男の子と大人が一名。特別登山に親しんでいない私にとって険しい岩場は怖かったのですが、こんな小さな子どもでも登ることができる山なのです。
登山口から45分ほどで到着した頂上。その岩場の先端からは360度のパノラマが広がっています。天気が良ければ海の向こうに富士山も。
体力に自信のない人は、鎖場手前の展望台で景色を堪能することも可能です。体力に自信がある人は、伊予ヶ岳〜富山縦走コースもありますよ。
まとめ
比較的気軽に登れる山ですが、鎖場があるので滑りにくい靴と軍手を必ず持参しましょう。雨のあとは特に滑りやすいので、天候や自分の体力・体調にも相談しながら登山を楽しんでください。