お腹も心もいっぱい!まるごと癒される『穀物菜食カフェもみじの手』

落ち着いた店内の雰囲気に、店主のにこやかな笑顔と体の中から元気になる料理とで、お腹はもちろん、心もいっぱい満たされるカフェ『穀物菜食カフェもみじの手』を紹介します。
『もみじの手』ではビーガンの方にも対応した料理を作っているので、安心していただけますよ。


1,週2日間のみの営業日をねらって行こう!

毎週でも通いたい『もみじの手』の営業は、なんと木曜日と金曜日の週2日間のみ。
しかもイベント出店などして臨時休業もあるので、確実に行きたい方は営業日をSNSなどで確認してから行く方が良さそうです。

『もみじの手』への行き方は、丸山地区の加茂の交差点から国道410号を酪農の里方面に北に進みます。右手に石堂寺が見えてくると、少し左にカーブして北に進み、左手にENEOSのガソリンスタンドがあります。その隣にかわいらしい木の看板がある古民家がカフェ『もみじの手』です。
店内は古民家をオシャレにリノベーションされていて、なんとも心地よい空間です。
それに季節の花々がいっぱい飾られ、店主のお友達の画家が訪れた時に少しづつ付け足して描いた可愛らしい動物の絵がそこかしこにあり、店内に彩りを添えてます。
この日は、常連のご家族や持ち帰り用のお弁当を待つ方がいたりと、お昼を過ぎても店内はにぎわっていました。

【「あっここにも!」と、思わず声をあげてしまいそうになるほど自然と存在する絵たち】

【1階のテーブル席の様子】

【ゆったり過ごせる2階の部屋】

1階には大きなテーブルが2つあり、オープンキッチン前のカウンターに4席あります。2階には落ち着いた雰囲気の和室が一部屋があって、小さなお子さま連れの方もゆったりできますよ。

 

2,穀物菜食の料理とは…?
砂糖や動物性素材を使わずに作るマクロビオティック料理(以下:マクロビ)を学んだ店主が、そのマクロビを基本にした上で、もっと幅広くいろんな人に食べてもらいたいという想いもあり、店主なりの解釈もプラスして料理しています。
『もみじの手』では、主に雑穀(ヒエ・アワ・高きび・押し麦・もちきびなど)を使い、ハンバーグ・白魚フライなど肉や魚に見立てた料理を作っています。どの料理も工夫が凝らされているので、なんの違和感もなくボリューミーでお腹にたまります。
野菜は、旬なものを「awasome農園」や「おかもファーム」などの地元農家さんから直接購入しているのでとっても新鮮です。


◆店主守井三奈子(もりいみなこ)さんとマクロビオティック料理との出会い

どうして三奈子さんがマクロビ料理を作るようになったのか、お聞きしました。 「30年くらい前、お肉が得意ではなかった時期があって、その頃マクロビ料理に出会い、食べることができて感動して泣きそうになったんです。それからマクロビ料理っておもしろいな、いつかそういうお店を自分で作りたい!と思うようになりました」

『もみじの手』という店名は、三奈子さんの娘さんのもみじちゃんの名前から名付けたそうです。「赤ちゃんの手って、もみじの手みたいというでしょ」と、ほほ笑んで教えてくれました。

【いつもおいしい料理は、この手から生み出されている】

 

3.お品書き付き、食べ応え満点のランチ
テーブルの上にはお品書きが置かれており、「こんなにワンプレートで楽しめるの〜」とワクワクしながら待ちます。
今週のランチ(週替わりランチ) 1150円 は1種類ですが、いつもおいしいく期待ハズレということはありません。ランチは、ごはんとスープも入れて11品目と品数が豊富!
今回のランチで一番最初に目に止まったのは、「オクラ板麩包み揚げ」のオクラの断面の美しさと「トマトと押麦のサラダ」に入っている爽やかな紫色の寒天の彩り。食べる前から目を楽しませてくれます。
週によって変わりますが、メインはボリューミーな揚げ物が多く、この日は「ナスの高きびエスニックソース」でした。 「ナスの高きびエスニックソース」の白丸なすは、少し焼き色がついた揚げ加減でカラッと揚げられていて、中はジューシー。そのなすに相性ピッタリのエスニックソースには高キビが使われています。店主の発想におどろきました。
おかずは種類も豊富な上に、エスニック味や中華味、和食といろんな国の味つけが楽しめます。さらにちょっとしたスパイス的な素材(粒胡椒の塩漬け・ミョウガなど)が料理にそっと添えられており、パンチが効いていて目が覚めます。

マクロビ料理といえば、あまり味がしないのでは?と物足りないイメージがありますが、『もみじの手』の料理は何といっても味つけがしっかりしているので満足感が得られますよ〜。


4,満腹だけど食べずにはいられない、食後のスイーツとドリンク

もみじの手といえば、鯛焼きに似ていてるもみじ型の「もみじ焼き」200円。生地は薄焼で型からはみ出た皮の部分はパリッパリ、中には餡子がぎっしり。餡子の甘さが控えめなので何個でも食べられます。
少しの砂糖(粗糖)を使う場合もありますが、なるべく砂糖を使わないようスイーツにはメープルシロップ、米飴、自家製甘酒、デーツシロップ、ドライフルーツなど食べ物本来の甘みを使うそうです。

「もみじ焼き」にはお茶もいいのですが、ここに来たらやはり「ボタリズム『もみじの手』ブレンド」 550円(ランチの方は50円引き)でしょう。 今日は時々手伝いに来ているというボタリズムコーヒーロースターの奥様が、丁寧にお湯を含ませながら淹れたコーヒーをいただきました。餡子の甘さとコーヒーのほろ苦さが合うんですよね。

その他のドリンクに、寺田本家発酵甘酒「うふふのモト」 など ネーミングがどうしても気になってしまうドリンクがあります。お酒造りの蔵元で作られているという「うふふのモト」は、お米の発酵を感じさせるやさし〜い甘さです。
その季節特有のケーキや甘味が味わえるので、おやつタイムに訪れるのもいいですね。

【 寺田本家発酵発芽玄米うふふのモト 370円(左) / 発酵甘酒うふふのモト350円(右)】

【かぼちゃのベイクドケーキ 400円】

【いちごアイス(ココナッツミルク甘酒 ) 350円】

店主の愛情がいっぱいこもった手料理をいただくと、自然と心や体が元気になった気がするんですよね。
ちょっと体が疲れているな〜と感じた時に訪れてみてください、帰る時には少し心が晴れやかになっていますよ。
あなたのお気に入りのお店になること、間違いなしです!
※事前に予約すると弁当も購入できます。しかもお弁当箱を持参すれば、容器代として50円引いてくれるのでお得ですよ。

◆基本情報

場所 :千葉県南房総市宮下326
営業日:木・金曜日
営業時間:11:30~15:00
不定休 TELL:090-6128-1808
駐車場:およそ10台(道路沿いの敷地含む)
https://www.facebook.com/momijinote/
https://www.instagram.com/momijinote/
 

shouji naomi

香川県出身。 只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。 プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。 ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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