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珈琲への探究心が半端ない!店主の自家焙煎珈琲で極上のひとときを

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極上のコーヒーを自宅でゆったり飲んでみたい、毎日マイボトルに入れて持ち歩きたい人に、とっておきのコーヒーロースターBotarhythm Coffee Roasterご紹介します。

Botarhythm Coffee Roaster(ボタリズムコーヒーロースター:以下 ボタリズム)では、おいしいコーヒー豆を求めて世界を飛び回った元商社マンの店主、元沢信昭(もとざわのぶあき)さんが、選りすぐりのコーヒー豆を焙煎販売しています。
少し前までボタリズムのコーヒーは完全予約制で、なかなか手に入れることができませんでしたが、コーヒー好きの方には朗報です!2024年の春から店舗で予約なしでも購入できるようになりました。

 

いったいお店はどこにある? 目印はオシャレな外観

お店は目立たない場所にあるため、地元の人でも知らないことがあります。
けれども、「おいしいコーヒーを飲みたい」「ボタリズムのコーヒー豆が欲しい」という思いで、Google Mapで検索して遠方から来られる方も多いそうです。

そこで、地元の方にも遠方から来られる方にも、お店への道筋を分かりやすくお教えします!

千倉駅から延びる410号道路をまっすぐ白浜方面にすすむと、千倉商店街の中に『ぷろむなぁど千倉』というアートギャラリーが右手に見えてきます。その細道を右に曲がると、すぐ左手に千倉郵便局が見えます。そこから50m程すすむと、灰色の倉庫状の建物が真正面に見えます。その一階の左側が、ボタリズムコーヒーロースターです。

【お店までの道順】





この看板が出ていたら営業中です。木の扉の先に進んでみましょう。


⚫️そして気になる店内は…?


店内はコンパクトながらも木の造りとグレーを基調とし、シンプルでおしゃれな空間が広がっています。倉庫をリノベーションした店内には、蜂の巣箱のような棚にコーヒーの麻袋が並び、伸びやかなカウンターが一つあり、洗練された雰囲気です。
内装のデザインは、店主の友人が手がけました。その友人は珈琲焙煎士であり養蜂家でもある店主をイメージして造ったそうです。

おしゃれな蜂の巣の形の棚

お店では自家焙煎珈琲豆の購入はもちろん、コーヒードリンク(一杯580円〜)も注文できます。(2025年5月現在)
喫茶店ではないので大勢で押し寄せることはできませんが、店内には椅子が二脚あり、カウンターで座って飲むこともできます。また、立ち話をしながら元沢さんとコーヒー談義するのも良いひとときですね。

 

極上のスペシャルティコーヒーを毎日でも味わいたい


ボタリズムが取り扱っている豆は、世界各国の名門農園から取り寄せた格別なコーヒー豆、スペシャルティコーヒー*です。

スペシャルティコーヒーとは…
高品質で、生産から消費までの過程が厳正に管理され、欠点豆の混入が極めて少ない生豆のこと。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。冷めても美味しいコーヒーは、スペシャルティの証。

店舗には常時6〜7種類ほどの豆があり、豆のままでも粉に挽いても100gから購入できます。なかでも常時切らさないようにしている定番の豆は、【エチオピア イルガチェフ G1 ナチュラル】1030円/100gと【ブラジル ミナスゼライス アルモ農園】800円/100gの2種類(2025年5月現在)。どちらも店主のおすすめです。
【エチオピア イルガチェフ G1 ナチュラル】の方は、希少価値が高いのはもちろん、深みのある味わいの中に、ほんのり紅茶の味がするという、今まで味わったことのないコーヒーでした。
他にマイルドなものや酸味ありのもの、フルーティーな味わいがするものなど多数揃っています。

ボタリズムコーヒーパッケージ

おいしいコーヒーの秘訣には、店主が豆の種類やホットかアイスによって抽出方法を変えていることにもありそうです。
そしてコーヒーパッケージの裏には、製品名・焙煎日の他に、生産地区と生産者まで細かく明記されており、店主による生産者へのリスペクトが感じられます。

ちょうど焙煎後の過程を見ることができました。

【コーヒーができるまでの過程】

焙煎後の粗熱をとっているところ&ピッキングも

にこやかにコーヒーを抽出中

挽きたて淹れたてはほっこり膨らみます


コーヒー通でなくても、安心してください。各種コーヒー瓶の前には、果実味と苦味のバロメーター表示があり、自分の好みに合う豆を探す手がかりがあります。
どの豆が自分に合うか分からない人は、店主にご自身の好みを伝えてみましょう。「こんな豆はどうですか?」と提案してくれますよ。

 

元沢さんこだわりの『僕のコーヒー』を飲んでみたい!


店主の元沢さんを一言で表すなら、「コーヒーに博識なイケオジ店長」です。

元沢さんはコーヒー豆の知識はもちろん、日々おいしいコーヒーの淹れ方を追求し続ける探究心の持ち主です。本業は焙煎士であるかたわら、養蜂家、狩猟家、サーファーといろいろな面を持つ引き出しの多い方。
コーヒーをおいしく飲む方法を尋ねると、惜しみなく教えてくれます。もし他の興味ある分野があれば、どんどん話しかけてみましょう。話が弾み、さらにコーヒーもおいしくなりますよ。

元沢さんに自家焙煎屋を始めたきっかけを聞いてみたところ、「もともとはコーヒーに合うメニューをつくるための商材を販売する商社マンでした。世界各地を20年以上飛び回ってきた過程で、驚くべきコーヒーに出会い、それが最高品質のコーヒーと呼ばれる“スペシャルティコーヒー”でした」「なんだコレは? 今まで飲んだことがない!」と、今までにない感銘を受けたそうです。
それから心機一転、「自分が体験したような、おいしいコーヒーに出会えるきっかけになるような味を提供をしたい」「コーヒー豆のおいしさをちゃんと伝えよう」という想いから、自家焙煎コーヒー店を立ち上げたそうです。

スペシャルティコーヒーの理念である『From seed to cup』は、豆(種:seed)からお客さんに飲んでもらう、その一杯(cup)までのすべての過程を大事にすることだそうです。焙煎士の仕事には、コーヒーの焙煎や抽出だけでなく、豆のクオリティを大切にするために豆の産地との関係性を大事することや豆のセレクト、豆の仕入れなど多くのプロセスが含まれているといいます。
元沢さんはこの言葉をもじり、『From the earth to cup』をモットーとしています。意味は「コーヒー農園の営みから繋がる物語を、私たちの暮らしのひと時まで紡ぐ」という想いです。
店名である『Botarthythm(ボタリズム)』は 、botanical(ボタニカル)とrhythm(リズム)を掛け合わせた元沢さんの造語で、モットーと同じく「格別なコーヒー豆で、一杯のひと時をより豊かに」という想いが込められています。


元沢さんは「コーヒー豆それぞれのキャラクターに合わせて、焙煎という形で僕の味を表現しています」と言いきります。そんな元沢さんこだわりの『僕のコーヒー』を飲んでみたいと思うのは、私だけではありません。
元沢さんの“おいしい味を届けたい”という姿勢が感じられるからこそ、『僕のコーヒー』を買い求めに多くのお客さんが訪れるのでしょう。

ボタリズムのコーヒー豆を扱うパートナー店舗も徐々に増えています。お店の公式サイトには店舗一覧が掲載されています。ボタリズムのコーヒーをお店でも楽しみたい方は、要チェックですよ!

ボタリズムコーヒーロースターは、ほぼ年中無休ですが時折イベントに出店する時もあるので、事前にGoogle MAPで営業中かどうか確認して行くことをおすすめします。
店内は限られたスペースなので大勢では入店できませんが、じっくりおいしいコーヒーを堪能してくださいね。


⚫️お店の情報

Botarhythm Coffee Roaster(ボタリズムコーヒーロースター)

〒295-0012 千葉県南房総市千倉町南朝夷1323-2 Guild Garage 1F
お店のHPはこちら →https://botarhythm.com/
ほぼ年中無休。開店情報はGoogle Mapに掲載。
駐車場はありませんが、店舗の前に横付けして2台ほど停められます。

 

 この記事を書いたのは…

shouji naomi
香川県出身。
只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。
プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。
ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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