南房総ex-press -みなぷれ-

リア住ライター発信!南房総情報サイト

沼にハマった御朱印ハンターが行く! 神社仏閣巡り【能蔵院(2)】

211 views / 更新日:

【能蔵院 (1)】では、人気の御朱印や御朱印帳に触れましたが、能蔵院の魅力はそれだけではありません。花いっぱいの庭もあれば、海を見渡せる眺望のいい場所もあります。また、能蔵院では、さまざまな癒し系のレッスンも開催しています。
ここでは、御朱印以外の能蔵院の魅力を詳しく紹介します。能蔵院をめいいっぱい堪能しましょう。

能蔵院の案内図

花いっぱい癒される庭園

能蔵院は『東国花の寺百ヶ寺』(*)に数えられるほど、素敵なお庭があります。
うれしいことに、そんなお庭を誰でも無料で散策できるのです。

*『東国花の寺百ヶ寺』とは、宗派や宗旨の隔てなく仏さまの教えをもとに、現代に生きる人々が心に「花」を咲かせて欲しいとの願いから関東一円の寺院によって結成されたものです。(東国花の寺百ヶ寺のパンフレットより引用)


受付で「お庭を拝見してもいいですか」と、声をかけましょう。
進んだ先には、こぢんまりとした風情あるお庭が広がっています。
春は河津桜に始まり、梅、桃、コデマリやオオデマリ、夏には蓮の花、秋には紅葉と、どの季節に行っても、四季折々の花が咲いていて毎回楽しめます。

4月下旬に訪れた際は、眩いばかりの新緑の時期で、ジャスミンの香りが辺り一面にただよい、コデマリやシランが勢いよく咲き乱れていました。

お庭の手入れをしていた先代住職にお話を伺うと、この庭園でぜひ観て欲しい場所は『大賀蓮の蓮池』だそうです。大賀蓮とは2000年前の遺跡から発掘された蓮の種を、植物学者の大賀博士が発芽させ開花させた古代の蓮だそうです。
古代に想いを馳せ、2つある蓮池を巡ってみるのもいいですね。
※大賀蓮の見頃は、6月末~7月初旬。蓮の花の見頃は、7月~8月。


〈番外編!! 花一面の天井絵〉

花といえば、庭園だけでなく、ご本堂の一面花づくしの天井絵も見ものです!
ご本堂で拝んだ後、少し目を上に向けてみると、色鮮やかな花々を見ることができます。


この天井絵は美術系の学生さん達が描いたものだそうです。ご住職の奥様曰く「花々はどれひとつとして同じものはありません。学生さん達一人ひとりがそれぞれに描き上げていきました。一斉に描かれた訳ではなく、少しずつ描かれていったので、その様子は花が徐々に咲いていくようでした」。
そんな出来上がる過程を想像しながら、自分の好きな花を見つけてみるのもいいですね。

能蔵院ご住職のお姉さんによる癒し系レッスン

能蔵院では『火渡り』や『万灯会』などの年間行事があります。そうしたお寺の年間行事とは別に、ご住職のお姉さんが、各種の講座を多数、開催していらっしゃいます。
講座は、写経、天然石の月光浴、クリスタルボール、腸活、サンキャッチャー作り、ヒーリング、レイキヒーリングなど、バラエティに富み、癒し系レッスンも数多くあります。「お参りに来てくださった方に、心も癒されて帰ってもらいたい」という想いから始めたとのこと。

その中の2つの講座の様子を紹介します。

●からだコンディショニング講座


この講座は、6ヶ月かけて簡単筋トレから楽チン筋トレへと段階的にステップアップしていき、最終的に”きれいに歩けるようになる”ことを目的としている体幹を鍛えるトレーニングです。
先生から教わった方法でセルフマッサージをしていると、ほんの数分でマッサージしてない足よりもマッサージした方の足が伸びていました! 目に見えて違いが分かり、参加者は笑いが止まらないほどびっくりした様子でした。


●マインドフルネス講座

マインドフルネス講座では『今、ここに心を集中できる』ように、自分でコントロールする方法を学びます。
先生による静かな口調の誘導の中で『今、ここ』に意識を向けていけました。時折鳴らす鈴(りん)の音で雑念が薄れていきます。
参加者の中には、講座で学んだことによって、普段の生活の中でも「年齢を感じなくなった」「気持ちが前向きになった」という方もいました。

気になった方は、ぜひ講座に参加してみてくださいね。

ほんの少し登れば眺望のいい場所へ

能蔵院の奥山を少しだけ登ると、眺望のいい場所があります。ひと息つくにはもってこいの場所です。
本堂の左脇にある『ごりやくの坂』を少し登ってみてください。
見た目は急斜面の階段が長く続いているように見えますが、5分〜10分くらいで登り切れます。

階段縁に咲くシャガ


中腹の開けた場所に、能蔵院のご本尊である飯縄大権現(いいづなだいごんげん)が祀られています。飯縄権現はカラス天狗の形で白狐に乗った形が一般的ですが、能蔵院の権現堂に祀られている飯縄大権現は大岩に立っていて大変珍しい姿なのだそうです。


まずはご本尊に手を合わせ、一呼吸したら、後ろを振り返ってみましょう。


そこには千倉の街並みと太平洋が一望でき、心がスカッとする光景が広がっています。

まとめ

能蔵院は、”心が洗われましたという気持ちで帰ってもらいたい”という、お寺のテーマである『洗心(せんしん)』を感じられる場所です。
心身ともにリフレッシュされ、いったんリセットできます。
自然と魅力に溢れる能蔵院の魅力は十分伝わったでしょうか?

個性あふれる人気の御朱印もオススメですので、こちらの記事を参考にしてくださいね。



〈能蔵院の情報〉

●ご本尊=大日如来
飯縄大権現(いいづなだいごんげん)
●宗派 =真言宗智山派
●お寺の恒例行事
○火渡り  毎年2月11日
○万燈会  毎年8月13日

住所:千葉県南房総市千倉町忽戸146
TEL:0470-44-0588
公式サイト https://www.seiryuzannz.com/
Face Book : 東国花の寺 青龍山能蔵院
Instagram : 能蔵院       →@nouzouin
能蔵院_姉           →@nouzouin_ane
能蔵院_姉のイベント      →@shinge_rin
御朱印一覧          → @nouzouin_gosyuin

 この記事を書いたのは…

shouji naomi
香川県出身。
只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。
プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。
ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

-暮らし, 観光
-, , , , , , ,

Copyright© 南房総ex-press -みなぷれ- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.