まずは宿泊で田舎暮らし体験のススメ(3)南房総市トライアルステイ ガチで体験してみた!編
みなさん、移住に興味はありますか?
現在賃貸の家に住む私は、海の近くの古民家を購入し、リフォームをして住むのが夢です。
でも、田舎で生活できるのか… 不安もあります。
そこで、今回利用したのが南房総市のトライアルステイ。
不安を払拭し、移住生活の夢を実現するためにもありがたい制度です。
「まずは宿泊で田舎暮らし体験のススメ(2)南房総市トライアルステイとは?編」で、トライアルステイで利用できる住宅を紹介していますので見てくださいね。
千倉平磯地区の「平磯住宅」に泊まってみた!
玄関を出て道をまっすぐ進むとそこは海。1分で行ける!そんな立地に建つ「平磯住宅」。
以前はお年寄りがひとりで住む家だったそうで、今回はこちらの家に泊まります。 少し古い建物ですが、手入れが行き届き、トイレや浴室はリフォームされていてきれいです。 小さな庭、家の周りには畑、その先には緑の山々。車や波の音は気にならず、静かな環境の中で過ごすことができました。
玄関を入るとすぐに台所。地元の食材を購入して料理ができます。
玄関左は洗面所と浴室。お風呂はリフォーム済みできれい!
廊下の奥には和室。田舎のおばあちゃんちを思い出します。
玄関先に虫を発見!自然が多い場所で暮らすには我慢ポイントですね。
大通りから裏道に入るのに道が細いのが難点。車の運転に不安がある方は注意が必要です。
しかし、地元民しか通行しないので車の往来は少なめ。散歩が趣味の私にもありがたいかぎりで、危険なく歩くことができました。
街探検をしてみた!
家の裏手に伸びる道を歩いて探検です。 知らない風景の中を歩くことで発見できる驚きや感動。
畑の作物を見て季節の旬を感じたり、道端に咲くなにげない花に目をむけたり、歴史を感じる建物(家)にも興味がわきます。
途中でおいしそうな飲食店やカフェを見つけることができたら、さらにテンションがあがってしまいますね。(笑)
広い畑の先は海。こんな風景が見られます。
なんと、アロエの花。温暖な地域だからこその大きさですね。
何の実?そう丸々としたパッションフルーツです。民家の庭先になっていました。
作業のあとのお年寄り。のどかな街の風景です。
道の駅ちくら潮風王国
カフェや飲食店もあります。
道の駅ちくら潮風王国では、新鮮な魚が買えます。
街を一周して海岸へ。家から1分の場所に広がる海です。
発見!この建物はなに?
歩いているとモダンな建物が見えてきました。
2014年3月に廃校になった旧七浦小学校。校舎を利用して、診療所、住民のコミュニティスペース、日用品販売の施設が造られたそうです。
休日のため施設内に入れず残念でしたが、立派な建物が再利用されていることは素晴らしいことですね。 病院や買い物できる店は地域に必要不可欠。住民も安心して生活ができるのではないでしょうか。
病児保育室もあるようです。
校庭跡?駐車場も広々
日用品を販売している七浦横丁
(NPO法人ななうら)
トライアルステイを体験して私が思うこと
田舎は「自然が多く、静か」これは率直に感じること。 実際に住むとなると、地域住民との付き合いはどうなるのか、自分にできるのか、大きな問題です。地域のしきたりや行事の参加など、長く住む地元民のコミュニティに入り適応できるのか…。
今回の短い期間でその答えを見い出すことはできませんでした。
あとは仕事。生活の糧になる大きな問題です。
地元で就職。都会へ通勤。起業開業。等々 選択肢はいろいろあります。 今までの経験や希望も踏まえて、ひとりで悩まずに先輩移住者に相談したり意見を求めたりすることも決断するきっかけになるのではないでしょうか。
これらのことはひとつずつクリアにしていくことで、先が見えてくると思います。
都会にある「便利さ」はありません。でも、なくても良い「便利さ」もあるのでは?と思えるようになりました。 今回の体験で、生活に必要なもの、なくても良いものが見えてきた気がします。
トライアルステイを利用できたことは、移住を具体化し成功させるためにも良い機会であったことに間違いありません。
トライアルステイは要予約、料金は無料です。
※2019年度の利用は、2020年2月16日まで※
詳細、問い合わせは下記をご確認ください。
https://minamiboso-2kyoten.jp/trialstay
次回は、食べることが大好きな私が発見した素敵なお店を紹介します。