フリーランスと二足のわらじ。移住定住推進担当・小林朋子さん【南房総市地域おこし協力隊インタビュー】

広告業界や出版業界を経て、フリーランスとなってその仕事を持ったまま、地域おこし協力隊に着任した小林朋子さん。地域おこし協力隊とフリーランスの二足のわらじ生活はどんなものなのでしょうか?

南房総はフリーランスの移住にピッタリ

小林さんは千葉県酒々井町出身。就職を機に東京で仕事をはじめました。広告業界、出版業界を経て、フリーの編集者兼フリーライターになったのが2001年。
2019年7月の着任当時も、フリーランスとしての仕事を持ったままでした。地域おこし協力隊の活動をしながら個人の仕事もこなし、東京には月3~4日ほど滞在するそうです。
「南房総の立地は、私のようなフリーランスには便利ですね。東京へすぐに出れるのは助かります。仕事はタイミングもあって少し減りましたが、予想していたよりは多くあって、南房総でもできるんだと感じています。」

地域おこし協力隊の活動では、移住定住推進がミッション。地域を知りながら、空き家などの移住物件の掘り起こしやトライアルステイのアテンドなどをする傍ら、情報の発信も。トライアルステイを体験した人向けのメールマガジンもはじまるそうです。

農作業でリフレッシュ&ストレスフリー

同じ移住定住推進担当の荒川さん(左)と平舘地区の田中さん(中央)と一緒に

 

現在、南房総市千倉町の平舘(へだて)地区に畑を借りて、野菜を育てている小林さん。
「畑は、南房総に来たらやりたいなと思っていたことのひとつ。畑の師匠である平舘住民の田中さんに教わりながら、試行錯誤しています。今(2020年1月)はソラマメとニンニクを育てています。」
「東京だとリフレッシュってなかなかできなくてストレスが蓄積されちゃったりしたんですけど、南房総なら自然が近くて外に出て農作業なんかをしたらすぐにリフレッシュできますね。個性的な地元のカフェも多いので、気分転換にそこで個人の仕事をしたりもしています。」

房州人らしさに惹かれて

南房総の魅力を聞くと、「人の良さですね。今、畑などでお世話になっている千倉の町の人たちがとても魅力的で、子犬みたいなあいきょうがあるというか(笑)房州人らしいのんびりした感じがとても好きです。」
「移住者を増やすことももちろん重要ですが、南房総市民の皆さんの幸せや日々の暮らしも大切だと思うので、それを忘れずに地域おこし協力隊の活動を広げていきたいですね。」と話してくれた小林さん。今後、移住に不可欠な仕事づくりや、都会と南房総をつなぐ仕掛けを考えていきたいそうです。

 

日々楽しく活動していると言う小林さんの笑顔は本当に素敵で、南房総の暮らしを心から楽しんでくれているのだと感じられ、こちらまで明るく楽しい気持ちになりました。 南房総をもっと明るくするため、頑張ってほしいです。

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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