南房総のあじさい寺　日運寺（にちうんじ）散策のススメ

こんにちは、南房総市和田町在住のあわみなこです。

2014年3月に東京都調布市から移住してきました。 今日は南房総市の丸山地区、加茂にある日運寺を紹介します。

お子さんと一緒にお寺に行ってみませんか？

日運寺は、年代を問わず散策を楽しむことができるすてきなお寺です。

私も、子どもの頃はお寺や神社の境内でよく遊びました。親に手をひかれて行った寺社仏閣も、意外によく覚えています。

お子さんにとっては子ども向けの遊び場とはまた別の、印象深い思い出になるのではないでしょうか。

あじさいの花咲く時期も、咲いていない時期も

日運寺は日蓮上人ゆかりの由緒ある古寺で、今は南房総のあじさい寺としても知られており、お花の季節はとくに賑わいます。

私も久しぶりに訪れてみましたが今は真冬。境内のあじさいも木々も葉を落とし凛と静かな風情で佇（たたず）んでいます。

仁王門をくぐるとまもなく横に倒れた大きな木があります。 市の指定天然記念物に指定された榧（かや）の木で樹齢が約600年。以前強風で倒れてしまったため、昭和50年に根本保護工事をして残しました。木を見ながら600年もの昔、そして今から600年後の遠い未来にも思いを馳せてみるのもよいでしょう。

本堂に向かって左側の道を登っていくと七面堂という小さなお堂があります。そこからの眺めはなかなかのもの。丸山地区の田園風景と遠くに海が望めます。

七面堂から釈迦堂がある方面に下りていくと東屋があり、腰掛けて一休みできます。

東屋から道を下っていく途中、鐘の鳴る音が聞こえました。ご挨拶しようと近づきましたがどなたもいません。

よくみると機械仕掛けで、時間になると自動で撞木（しゅもく）が鐘を鳴らすようになっているようです。お寺もハイテクなのですね。

広い境内には、他に日鑑上人入定窟と請雨塔や御杖井戸の霊跡などの文化財もあります。ゆっくり回ればプチハイキング気分が味わえます。

子どもと境内のお散歩を楽しんだあとは、本堂の少し手前右手にある、緑に囲まれた小さな公園にもぜひお立ち寄りを。ブランコやジャングルジムなどがあります。

あじさいの花咲く季節はもちろん、それ以外の季節でも拝観されることをおすすめします。拝観料はありません。

お花や木で目を楽しませてもらい、貴重な文化財も見せていただくのですからお賽銭を忘れずに！

日運寺　七面堂前からの眺め

眺めの良い東屋（あずまや）

（日運寺）

住所：南房総市加茂2124

電話：0470-46-2196

公式Web　なし