自然のヒーリングスポットin南房総【1】坊滝

「癒し」「ヒーリング」というフレーズはよく聞きますが、つまるところ癒しってなんでしょう?人はどういうときに癒されたと感じるのか。いろんなレベルでの癒しがあると思いますが、自然度の高いところでこそ得られる癒しがあると私は思っています。

忙しさからくるちょっとしたストレスから、「私は何者か」という実存的悩みまで。自然の癒しはいろんなところに働きかけてきます。それはなぜか。自然の中に行くと、人は真に素直になるから。仕事や肩書きなどの「DO」を離れて、ただ今このときのあなたという「BE」でいられるから。

自然の癒しという目線で、南房総の自然の魅力を伝えてみようと思います。
前置きが長くなりましたが、シリーズ初回は旧三芳村にある「坊滝」です。

 


<引用:房総タウン.com -増間七滝&大日山遊歩道

 

増間川の最奥に位置する「坊滝」

山ナシ県と言われる千葉には、残念ながら清流がとうとうと流れるような沢(そう山梨県の沢のように 笑)は少ないです。その中でも、滝が流れるさまに清められるような体験を与えてくれるスポットがいくつかあり、中でも筆者のおすすめが坊滝です。

坊滝はダム湖を有する増間川の上流、大日山までの周遊登山ルート(1周約6Kmの「増間七滝・大日山ハイキングコース」)にあります。

増間川の七つの滝の最奥・坊滝は、大日山閻魔寺(増間寺)のお坊さんが水垢離(みずごり)をしたことから「坊滝」と名付けられたと言われています。落差は25mほどで、千葉では大きな滝の部類。雨の多い時期には迫力ある流れが楽しめますし、雨が少ない時でも岩に当たってキラキラとはじける水しぶきが美しいです。滝壺のすぐ隣まで降りることができるのも魅力。新緑や紅葉、どんな季節に行っても違う表情を見せてくれます。

※しかし実はいま、2019年の台風による大きな土砂崩れが数カ所そのままになっており、道は通行止めになっています。完全に自己責任で通っている人もいます。安全のため、道が開通してから行かれますことをおすすめします。

坊滝

<癒しのワーク>
坊滝の滝壺で岩に腰かけて、川が流れる様をぼーっと見つめてみてください。
滝の水が岩にはじける音、頰にあたる飛沫、ひんやりと湿った空気。
何を考えるともなく、ただ呼吸に集中して、その滝の流れる様を眺めたり目を閉じたり自由に味わってみる。そうすると、滝行をせずとも自分の中の水が入れ替わったようなリフレッシュした気分を味わえるはず。

 

坊滝の知られざるスポットは、実は「上」にあった!

林道に戻り、さらに上へ登っていくと、大日山に上がる階段の手前に「太鼓橋」が滝をまたいでかかっています。
太鼓橋の下はまさに坊滝の真上の崖。増間の山々から集まった水が、滝となり落ちる寸前の水に触れることができます。滝壺でなく、いわば滝上。どこか清涼で不思議な雰囲気が味わえます。降りる際はくれぐれも足元にはお気をつけて!

 

仕事もオンライン、テレワークが主流となり、デジタルの環境にお疲れの方も多いのでは。ぜひ深い自然の中でデトックス&リフレッシュしてみてくださいね!

南 芙蓉

南 芙蓉

秋田県出身。 生粋の房州人である夫と結婚し、2014年から南房総市民に。自然学校でずっと働いてきましたが、現在は二人の育児に没頭中。子どもとママを対象にした自主保育を立ち上げ、仲間と一緒に自然を楽しむ活動をしたり、 家族で海へ山へキャンプへと出かけたり、毎日が夏休みみたいな(笑)南房総ライフを送っています。 そんな中、たくさんの人に、特に都市部に住む人に、体験してほしい南房総の自然がある、と強く意識するようになりました。私も大学で上京した際、都市の楽しさと同時にストレスを痛感した人の一人。南房総があなたのオアシスになれば嬉しいです。

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