地域通貨「あわマネー」が面白い!!
こんにちは、南房総市和田町在住のあわみなこです。
2014年3月に東京都調布市から移住してきました。
地域通貨 あわマネーをご存知でしたか?
私があわマネーを知ったのは、あるお宅であわマネーの通帳を見せていただいたから。
ひと目見て思ったのは、 「おもしろそう!!」
あわマネーは地域通貨です。地域通貨の存在は知っていましたが、まさかこんなに身近にあるとは知りませんでした。
地域通貨は、
「限られた範囲内(地域や仲間)で流通する、『お金のようなもの』です。」 (引用:地域通貨あわマネー公式サイト「地域通貨って?」)
多くは、市民や市民団体によって発行され、特定の目的があり、特定の価値観を共有して使われています。
人と人をつないで相互交流を深める役割を併せ持ち、法定通貨とは交換できないことが原則とされます。
とはいえ明確な定義はありません。
日本国内だけでも700近くの地域通貨があるようです。一時期は3000ほどあったとも言われています。
スタイルもさまざまで、大きく分けて紙幣型、通帳(バランスシート)型、口座型の3種類があります。
あわマネーは通帳型です。あとであわマネー長者のMさんの実際の通帳をみせていただきましょう。
あわマネーってどんなもの?
あわマネーを活用しているMさんの実際の通帳(バランスシート)を見せてもらいました
通帳型は、紙の貨幣を使うのではなく、取引の内容を自分と相手の通帳に、それぞれ書き込んで使います。
上の通帳をご覧ください。
10/12 取引の内容が「PC解体廃棄」プラス3000とあります。
これはMさんがPC(パソコン)の解体と廃棄をしてさしあげて(GIVE YOU)3000awaゲット(プラス)ということ。
2/24 取引の内容は「机の脚製作」です。机の脚を製作してもらい(GIVE ME)2000awa使った(マイナス)ということ。
あわマネーはプラスマイナス0awaからスタートし、取引が発生したときからプラス、あるいはマイナスが発生します。 自
分のできること(GIVE YOU)してもらいたいこと(GIVE ME)は、会報誌やメーリングリストに掲載されます。
どんな取引 GIVE YOU、GIVE MEがあるのか?
実際どんな風なサービスやものが取引(GIVE YOU、GIVE ME)されているのでしょうか?
GIVE YOUでは… 建築設計・リフォーム・断熱改修の相談・助言、フランス語の通訳・翻訳、理学療法(肢体不自由児・片マヒ者)、農作業、草木染め、子守、パソコン・家電製品の困りごと、大工仕事、車での送迎、話し相手、買い物代行…など。
GIVE MEでは… タップダンスを教えてください、農作業、犬・猫・ニワトリのエサ、犬の散歩、留守時に犬猫の世話、DIY、草刈り …
と、良いですね。使いたいサービスがいくつもあります。
私ならさしずめGIVE YOUならパソコン関連少々、執筆少々、クラウドソーシング指南少々など。
GIVE MEは、DIY的な仕事や物置の片付け手伝い、家庭料理を教わりたい…など。
ひとつ思いますのは、東京にいたら使ってみようとは思わないのではないか、ということです。
田舎暮らしでは有償で受けられるサービスがなかったり割高だったり。
地域通貨でサービスのやりとりができる、というのはとても便利で楽しそうです。
コミュニティも小さめで人と人との関係も「顔が見えやすくて」安心感もあります。
今回、通帳や会報誌をみせてくださったMさんは、今のところGIVE ME (マイナス)よりGIVE YOU(プラス)がずっと多く、あわマネー長者になっていると笑っていらっしゃいました。
これまで多忙で使う(GIVE ME)時間がとりにくかったのですが、これから倉庫の整理や荷物の運搬などをお願いしたいので一気にあわマネーを使うことになりそうだとのことです。
あわマネーの流通範囲は、千葉県南部(鴨川市、館山市、南房総市、鋸南町)。
参加の際はコミュニティ維持のために、入会金1000円と初年度年会費の円払い分(1月~6月1000円/7月~12月500円)の支払いが必要になります。
2020年から新型コロナウィルス問題により、「あわマネーまつり」をはじめとするイベントができなくなっているのが残念ですね。
多くのあわマネーが動き、会員同士の交流の場になるイベントがないのは寂しいですが、まだまだこれから盛り上がってほしいと思います。
私あわみなこも、新型コロナウィルスの状況が落ち着き次第、あわマネーのコミュニティに入るつもりです!
みなさんも、いかがでしょうか?
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