南房総ex-press -みなぷれ-

リア住ライター発信!南房総情報サイト

南房総うまいカレー 探訪【2】 AWA cafe(館山市大神宮)

1,235 views / 更新日:

2600年以上もの歴史を伝える安房神社。
その「一の鳥居」の前に、AWA cafeがあります。
もともと床屋さんだった建屋。やさしくペイントされて生まれ変わったサインポールにその面影が偲ばれます。
さりげない店構えですが、その中では思いもよらない豊かさに出会うことができます。
「OPEN」の小さなプレートは、この日のこの時間、私だけのために掛けられていました。

もの静かな「おもてなし人」による、ひと皿のカレーはうまかった!

AWA cafeのカレーは、見た目も美しいスープカレーです。

具材は、大きめにカットされたニンジンやズッキーニ、パプリカ等の野菜と鶏肉で、半熟卵が合わせられています。

カレーをご飯にかけるのではなく、ご飯をカレーのほうに入れていただきます。辛さを強めにお願いしましたが、スープの旨味、スパイスの香りと味わいは損なわれず、とても美味しくいただきました。 「途中からレモンをしぼって入れると、また味が変わりますよ」とのお声がけに、レモンをしぼってみますと、びっくり。また違う一皿を味わっているように感じました。

ざっと作り方をお聞きしてみますと・・・

まず、たまねぎ、トマトでペーストを作る

牛肉、鶏肉、魚で、ダシをとったスープを作ってペーストと合わせる

スパイスを漬け込んだ鶏肉や野菜は蒸し焼きし、最後にスープと合わせる

・・・とのことで、手が込んでいます。これだけの手間をかけてくださるとは!

AWA cafeのカレーで一番大切にされているのは「おもてなし」のマインドです。

私は予約を入れる際「カレー」としかお伝えしていなかったので、野菜プラス鶏肉という一番基本的な具材で用意していただきました。予約時に希望を伝えれば、お好みでアレンジしてもらえます。シーフードも可、ベジタリアンの方にも対応してもらえるとのことです。

料理を給される際「スイーツをお出しするので、ボリュームは控えめにしておきますね、足りなければおかわりしてください」と声をかけていただきました。ゲストに配慮したおもてなしの心意気を感じました。

1日1組限定 完全予約制の魅力!

1日1組のみの完全予約制の店で食事する・・・考えてみれば私にとっては初めての体験でした。

AWA cafeはそんな贅沢をさせてくれるお店です。

店主の言。「お客様に合わせたおもてなしをするためには完全予約制にする必要がありました。どこまでおもてなしできるか、ということを一番に考えています」とのこと。

おもてなしマインド100%の完全予約制。これが、AWA cafe最大の魅力です。

お店の営業時間は、19:00〜24:00。土日のみ営業しています。

お食事代ですが、予算はおひとり3000円程度。プラス、ドリンク代で、まことに良心的な価格です。

メニューは予約時にご相談ください。

「1組だけの客として食事をする」ことが初めての方でも心配はいりません。

店主の細見さんは控えめな人柄ですが、おもてなしの達人です。

その細見さん、AWA cafeのケータリングサービスも始めました。 1人前2160円(4人前~)、ご希望であれば前菜が入った「AWA cafeオリジナルキャニスター」はそのまま差しあげています。

AWA cafeのおもてなしマインドが運ばれるなんて、心弾むお知らせです。

オリジナルブランドPLUSHのモノたちにも注目!

AWA cafeの店内には服やアクセサリー、靴などがカッコ良くレイアウトされています。

店主の細見さんが作ったオリジナルブランド「PLUSH」の商品で、店内で販売している他、通信販売もしています。

中でも注目したいのが、ヘンプ(麻)のハンカチ18色。

色はそれぞれ、南房総の景色、海や山、菜花、夕日などを表現しています。原料はオオアサ100%。貴重な1枚です。私も2枚買いましたが、どの色にするか迷いました。

ご当地、館山は古くは麻の栽培がさかんで安房神社は麻産業の拠点だったのだそうです。長い歴史を持つ麻の伝統工芸ですが今は規制が厳しく、栽培することすら難しくなっています。

ハンカチの手触りを味わいながら、いつかまた、この土地で先人たちが培った麻の栽培技術や伝統工芸が復活することを願いました。

まとめ

AWA cafeは、最近、地元で小商いをする方とコラボしながら、美しくて楽しいモノを送り出しています。

名店の珈琲をオリジナルキャニスターに詰めたもの、ハーブティーとヘンプ(麻)のハンカチギフトボックスを合わせたもの・・・

ここは「うまいカレーを食べさせてくれる」ばかりでなく、おもてなしを究め、コミュニティビジネスを広げようという心意気に満ちた愉快な場所なのでした。

写真はすべて2018年5月11日に撮影したものです。

【参考URL】
AWA cafe   ※PLUSH商品の通信販売も行っています
ローカルニッポン 「身近にあるモノやひと、伝統を活かした小商い/細見卓史さん」

【More Information】
AWA cafe
営業時間 19:00〜24:00 土日のみ営業 ※完全予約制
TEL 0470-28-0088
住所 千葉県館山市大神宮566-5

 この記事を書いたのは…

あわみなこ
あわみなこ
千葉県松戸市出身
長らく東京でOLをしていましたが、2014年に東京から南房総市へ移住。今は、パソコン個人指導、事務代行、ホームページの作成、クラウドソーシングなど、できることはなんでもやってサバイバル中。
「自分が自分のボスであること」をモットーに日々過ごしています。
ライターの仕事を通してこの地域はもちろん、世界中の人々とつながって生きていきたいと思っています。趣味はブログ、ヨガ、読書など。
(Webサイト)
◆南房総極楽日記 ~Good-by 東京 Go Go 和田町!~
http://minamiboso-country-life.com/
◆あわみなこパソコンサポート
http://awaminako.com/
◆~今日も断酒天国~アルコール依存症ぴなこ「今日一日」のためのウェブサイト
http://recovery-from-alcoholism.com/

-グルメ
-, , , , , , ,

Copyright© 南房総ex-press -みなぷれ- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.