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子どもといける絶景プチ登山ノート【2】清澄寺 妙見山(鴨川市)

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山ガールだった私が南房総で子育てする中で、子どもと一緒に登った絶景スポットの数々を紹介します!

歴史と古い大木のエネルギーに抱かれる「清澄寺」

今回は、鴨川の山奥にある清澄寺へゴー!

清澄寺(せいちょうじ/きよすみでら)とは?
日蓮聖人が12歳で入山修行し、のちに日蓮宗を開宗したお寺。日蓮宗四霊場とされている。樹齢1000年を超える国の天然記念物「清澄の大スギ」があることでも有名。山深いそのエリアは清澄山系と呼ばれ、天然林と多様な生物が今なお残っている。

山も好きですが、神社やお寺も大好きな私。今回は、毎年2月3日の旧暦元旦に清澄寺で行われている節分会(&演歌コンサート。ひいおばあちゃんを連れて。今年は新沼謙治さんのステージ!)を目当てに来ました。
車が駐車場に入りきらないほどの混みよう。豆まきで豆もたくさんゲット!!

と、しかしやはり人の多さに疲れたので…子どもたちを誘って、清澄寺の奥の院とも言われる妙見宮(みょうけんぐう)まで歩くことにしたのでした。

本堂に向かって左手に妙見山の登り口があります。
神社の裏から山の奥へと続く道。「ここからが実は本番です」という感じで、こういう場所はいつもワクワクしちゃいます。

山頂に向かって急な階段が続きます。
足元を見ながら歩いていたら、娘が「ママー!お顔があったよー!」と発見。ほんとだー♡

前にここを登った時、巨木が印象的だったのですが、今回もまた、いらっしゃいました。

直径はゆうに3メートルは超えていそうなスギの巨木が、何本も天に向かって伸びています。

どのくらいの時間、そこでこの場所を見つめてきたのでしょう。熱心に信仰する人たちをたくさん見守ってきたに違いありません。見上げて大きな木の記憶に思いを合わせてみると、体の芯がすっと伸びるような気がします。

 

 空に近い、北極星を祀るお社(やしろ)で深呼吸

階段を上りきり、山頂・妙見宮に到着。
ここでは、北極星を神格化した妙見大菩薩をお祀りしているとか。パンパンと柏手を打つ娘。

お清めの水と戯れる息子…。

スギの奥に少し海が望めますが、眺望はありません。でもこのスポットは、とても静かに山に抱かれるような、呼吸が自ずと深くなるような、とても安心できる場所でした。

来た道を帰ります。トントンとリズミカルに下っていく娘が、なんだか深い森で遊ぶ妖精かコビトのように見えました。

 

余談: 赤ちゃん連れの登山について

私はたいがい、赤ちゃんとのお散歩はエルゴ360の抱っこ紐で前向き抱っこ。子どもにも景色が見えて楽しそう、という理由からですが、急な登り・下りの山道では前抱っこよりやはり「おんぶ」が良いです。前抱っこでは足が上がらなくて疲れるし、足元が見えないので危険。

また、体のバランスも崩しやすいので、登山用のストックか、現地で太くて長い丈夫な枝を調達して杖にして使うのをおすすめします。

 

まとめ

房総半島の最奥とも言える清澄山。清々しい空気を体いっぱい吸いこんでエネルギーチャージしに行ってみてください!

今回は妙見山のコースを紹介しましたが、境内にある「旭が森」は朝日も望める絶景スポット。こちらもぜひ。

         

「清澄寺 妙見山」

〒299-5505千葉県鴨川市清澄322-1

  • 登った日
    2019年2月3日
  • 登った人
    ママ…1人、3歳…1人、1歳…1人
  • コースタイム
    <大人のみ>最寄りの駐車場〜10分〜清澄寺本堂/登り口〜10分〜妙見山山頂(妙見宮)
    <子どもとハイク>最寄りの駐車場〜20分〜清澄寺本堂/登り口〜20分〜妙見山山頂(妙見宮)
    ※子どもの年齢、体力、その日の気分などによって差があります。
  • 駐車場
    あり(300台/無料。清澄寺までの最寄りは売店の駐車場で、有料ですが買い物をすれば無料)
  • トイレ
    清澄寺境内にあり
  • ベビーカー
    途中まで可 (清澄寺本堂まで。そこまではスロープもあり、便利です)
  • 体力度 ★★☆(妙見山登り口から先は少し登りがきついです)
  • 高低差 ★★☆(階段の段差が大きめのところも!)
  • 参考サイト
    大本山 清澄寺

※本記事は筆者の主観に基づくものです。当地での事故・怪我等については、本サイトおよび当地の管理者は責任を負いません。ご自身で安全管理の上、登山をお楽しみください。

 この記事を書いたのは…

南 芙蓉
南 芙蓉
秋田県出身。
生粋の房州人である夫と結婚し、2014年から南房総市民に。自然学校でずっと働いてきましたが、現在は二人の育児に没頭中。子どもとママを対象にした自主保育を立ち上げ、仲間と一緒に自然を楽しむ活動をしたり、 家族で海へ山へキャンプへと出かけたり、毎日が夏休みみたいな(笑)南房総ライフを送っています。
そんな中、たくさんの人に、特に都市部に住む人に、体験してほしい南房総の自然がある、と強く意識するようになりました。私も大学で上京した際、都市の楽しさと同時にストレスを痛感した人の一人。南房総があなたのオアシスになれば嬉しいです。

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