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今回は、「南房総三龍亭」についての動画をご紹介します。
落語が優れた教材に! 地域や学校に根付いた活動で落語の面白さを伝える
南房総三龍亭(さんりゅうてい)は、元教師をリーダーに落語を愛する様々なメンバーで結成された団体です。
同団体では、地元での出前寄席や定期公演を通して地域の方々へ楽しみを届けていますが、それ以外にも特色ある活動をおこなっています。今回の動画では、代表の三龍亭千公(せんこう)さんが、その活動についてお話されています。
まず、安房地域の子どもたちへの落語に関する授業の提供です。落語には「教育的な効果」があることに注目し、安房地域の学校へ出向き、子どもたちに落語の授業を継続的に行っているそうです。また、夏休み限定のキッズ落語教室も開催していて、キッズ落語は定期公演の前座として定着しつつあると言います。
落語はひとりで行う芸で、演じている間は誰からも助けてもらえないというきびしさがあります。しかしその分「お客さんに楽しんでもらえた!」という成功体験は、社会との絆を深めることにつながっていきます。
子どもたちへの教育的な効果については、動画でさらに詳しく語られていますので、ぜひあわせてご覧ください。
講談版「南総里見八犬伝」を書きあげ、書籍と音声CDを刊行
千公さんは6年前から通っていた講談教室で、プロの講談師である師匠から、「南総里見八犬伝」を全24話の「講談」に仕立て直すことを提案されました。そして、4年間をかけて書籍や音声CDを完成させ、出版しています。
さらにその講談は、ユニークな仕掛けが満載の「スーパー講談」として公演されているとのこと。
講談に演劇、ピアノ演奏、照明をミックスさせたスーパー講談というスタイルは、「地域の人材を活用できないか」という考えから生まれました。
そして南房総三龍亭の公演だけでなく、プロの技に触れる特別公演も開催しています。
未来を担う子どもたちを「地域で育てる」という意識向上の一環として「キッズ落語基金」も設立しました。
まとめ
昨年筆者も、館山市の古書店「風六堂」で開催された寄席で、千公さんの落語や講談をきくことができました。
上演後の「あとマクラ」で噺(はなし)の深淵を覗いたり、解説が入ったりと、寄席が初めてという方にも分かりやすい内容となっていて、にぎやかなひとときでした。
「伝統話芸が気軽に楽しめる町」を目指している千公さん。その灯を次の世代に受け継いでいく取り組みは、安房地域に笑顔と楽しみ、そして新しい可能性を広げています。
https://www.youtube.com/watch?v=abtkuTSxoKk
【南房総三龍亭情報】
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