南房総温泉って?温泉スタンドから温泉水を持ち帰って入ってみた!
温泉はやっぱり山のもの…と諦めていた南房総Loversに朗報!
旧千倉町に個人で利用できる「温泉スタンド」があるんです!
コロナ禍でなかなか遠出して温泉にいけない中、これを活用すれば自宅のお風呂でポカポカつるつるの温泉が楽しめるのでは?!そんな期待を胸に千倉駅にある観光案内所へ向かいました。
まずは温泉スタンド専用コインをゲット!「南房総温泉郷」ビジョンとは?
千倉駅に併設されている南房総市観光協会の千倉観光案内所。パンフレットや各種案内が並ぶ中、受付で温泉スタンドについて尋ねました。ここで100円のコイン1枚を買うと、駅から2.5kmほど離れたところにある温泉スタンドで20リットル分の温泉を汲めるとのこと(ポリタンクは各自持参)。今回は200円払って、コインを2枚受け取りました。
南房総市温泉組合の方にお話を聞くと、千倉には十数軒の温泉宿があり、それぞれが各自で掘って違う源泉を持っているとのこと。この千倉地域だけでなく、岩井や白浜などにも昔からの温泉宿があります。南房総には源泉数の豊かな温泉があるということを広く内外にアピールして「南房総温泉郷」として盛り上げていきたいという夢を話されていました。
全国でも珍しい「温泉スタンド」は、温泉組合が市から助成を受けて新しい温泉を掘削し、昨年2020年の8月に設置したそうです。主に地域住民からの利用があり、市内の二軒の温泉旅館にも配湯しているとか。
温泉スタンドのお湯の泉質は、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)。効能としては、切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚感染症に有効とされています(飲用は不可)。
今はコロナの影響で地元の温泉宿では日帰り入浴などを停止しているところもありますが、まさか南房総で泉質の違う温泉巡りができるなんて、地元でもまだあまり知られていないのでは?千倉はサーファーが多い地域でもありますし、利便性が高まれば一気に名物になり得るかも。南房総温泉郷ビジョン、ぜひ応援していきたいです!
温泉スタンド初体験!ガソリンスタンドくらい手軽にできた!
料理の神様で有名な高家神社をすぎて少し行った一画に、広いスペースと温泉配湯用と思われるタンク車がある温泉スタンドがありました。チェーンがしてあり一瞬中に入れるのか悩みましたが、簡単に外せたので車をスタンドの脇につけます。
タンクをセットしてコインを入れて、灯油を入れるときのような要領で温泉を給水開始。源泉かけ流し的な熱いお湯ではなく、冷泉です。ほんのり黄土色が混じったような色。
20リットルよりも少し多めに出るのか、タンクからだいぶ温泉水がはみ出しました。一定の時間で給水が止まるようなので、あたふたとペットボトルを用意して汲んだりしてなんとか終了。しかしコインを入れてボタンを押して給水するだけの、簡単な操作でできました。
自宅で温泉、さっそく試してみます!
体がぽかぽか温まる!自宅にいながらの温泉旅行気分、いただきました
汲んできた20リットルのタンク二つ分の温泉水を自宅の浴槽に入れ、お湯を足して「追い炊き」ボタンをポチり。40度に温まったところで子どもたちと入ってみました。色は少しあって匂いはなく、アルカリ温泉ならではのとろみがわずかに感じられました。
お風呂を上がってから体のポカポカが持続していて、温泉宿に行ったような特別な気分…。浴槽いっぱいのお湯に対してタンク二つで温泉の割合は少なかったものの、子どもたちも私も大満足でした。
疲れたとき、ちょっと特別な日に、ご自宅で温泉に入る贅沢を。
まずはポリタンクの用意から。コインの購入もお忘れなく!
南房総の温泉スタンド、ぜひお試しくださいね!
南房総温泉郷〜南房総温泉組合のサイト
http://minamiboso-onsen.com/
<温泉スタンド用のコイン購入はこちらで>
南房総市観光協会 千倉観光案内所
〒295-0004 南房総市千倉町瀬戸2079
TEL:0470-44-3581
9:00~17:00
定休日 無休