うちのクッキング・パパの『燻製のすゝめ』

うちの主人は休日になると朝から燻製にする食材の仕込みを始め、夕飯時には燻製を食卓の一品に添えます。
燻製を始めたばかりの頃は、王道のチーズやちくわの燻製が主でしたが、最近は自分で木製の燻製器を作ったことで拍車がかかり、いろんな種類の変わり種の燻製を作るようになりました。
うちのクッキング・パパの燻製にまつわるエピソードを交えながら、燻製のおもしろさを紹介します。

 

1,クッキング・パパの燻製好きぶり
コロナ禍、うちの主人もおうち時間がふえたうちの1人です。
夏は子ども達を誘って海へ素潜り、秋になると燻製三昧とおうち時間を上手に使っています。
「夕飯を作れるのを楽しみにしている」と話すくらい料理好きな主人は、我が家のクッキングパパと言っても過言ではありません。休日になると、寒かろうが雨であろうが燻製づくりをはじめます。
「どうして燻製がそんなに好きなの?」と主人に聞くと、「おいしいから」と答えはシンプルでした。
主人の「おいしいものを食べたい」「おいしいものを作りたい」という思いが、日々の日常を豊かにし、自分を家族を幸せにしているのだと思います。

〜妻がドン引きするクッキング・パパの燻製好き エピソード〜

ある夜、私の隣で主人がもくもくと柿の枝をごぼうのささがきを作るように削っているではありませんか!
私はふだん見慣れない光景にびっくりし、「何をしているの?」と主人に尋ねました。
主人は「スモークチップを手作りでできないかな、と思って作っている」と。 主人が凝り性なのは知っていたけれども、ここまできたかと…ドン引きしてしまいました。
スモークチップが高いからどうにか安く自分で作れないか…ということだったので、私は何も言えませんでした。もちろん、うまくいくといいねと思っていますよ。

最後に「簡単な燻製でもいいから燻製をやってみて欲しい」と、燻製愛を語ってくれた主人でした。

 

2,なんと‼︎ベニヤ板一枚で燻製器が作れる

燻製器は売っていたり、ダンボールや100円ショップの品で燻製器が作れたりしますが、主人は安い材料でたくさん燻製を作れるコスパ力の高い木製の燻製器を作りました。

主人が木製の燻製機を作るのに参考にしたサイトはこちら→https://www.peatshop.com/smoke/mokuseismoker.htm
燻製器作成体験談はこちら⇒クッキング・パパに教わってダンボールスモーカーで燻製を作ってみた

この木製の燻製器と以下の道具で燻製づくりできます。
・温度計
・電気コンロ
・網
・トレイ
・スモークウッドかチップ

3,変わり種の燻製が楽しめる!


自作した燻製器を作ってからは、いろんな食材を燻製にしています。 例えば…枝豆・豆腐・鮭とば・ナッツ類・調味料(醤油・油・塩類)・鮭トバなどがあります。

なかでも家族に人気な燻製は。。。『スモークナッツ』です‼︎
ポテトチップスみたいに手が止まらないおいしさ。 家族に爆売れ中‼︎で小腹がすく風呂上がりに、ついつい手が伸びてしまします。
お友達の夫婦に差し上げると、「おいしかったです〜。今度ぜひ作り方教えてください」と高評価でしたよ。

〜燻製豆腐と鮭トバ作りへの手間のかけようは職人並 エピソード〜

食材にする豆腐も「おいしい燻製豆腐を作ってみたいから」と、豆から豆腐作りをはじめていました。そんな人はいまだかつて見たことはいませんが、ここにいました。実際できた燻製豆腐は個性的なカマンベールチーズみたいな味わいでしたよ。
鮭トバ作りは、鮭の切り身をスーパーで買ってきて【塩漬け→塩抜き→燻製→乾燥・干す】の工程を手間暇かけて作ります。熟成期間が長いほど深い味わいがし特別感があるので、主人の「食べていいよ」の一言を家族は心待ちにしています。

豆腐から手作りの燻製豆腐

4,燻製作りで良かったこと

・仕事以外の友達が少ない主人にも燻友(くんとも)ができ、パパ同士の横のつながりができました。
・燻製はお酒のつまみにもいいし、お客さんがきた時のおもてなしにもなるし、うちではお弁当のおかずにもしています。
・主人の老後の楽しみができた。

〜燻製でパパ同士の横のつながりと老後の楽しみを発見 エピソード〜

燻製に興味を持つ子どもの友人のパパさんを燻製作りに初めて招き、外で燻製しながら中で家呑みしていました。友達のパパさんが持参したおいしい自家製コケモモ酒とおつまみの燻製に箸がすすみ、話も弾んでいるようでしたよ。
コロナ禍、久々に見た主人たちの楽しそうな雰囲気に、パパ同士のつながりも大事だな〜と感じました。

また最近では、主人は「老後は燻製Barでも開きたい」とポロッと本音を話してくれました。
今子育てに精一杯で老後のことなんか想像もつかないけれど、子どもたちが巣立った後の未来に自分たちの楽しみをぼんやり想像するのもいいのかもしれないな〜と思いました。



燻製の失敗談からの注意喚起

⚠️木やダンボール作りの燃えやすい燻製器は、ちゃんと火の後始末をしましょう。

⚠️作りすぎると冷蔵庫が臭くなるので、保管場所や作りすぎには注意しましょう。

shouji naomi

香川県出身。 只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。 プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。 ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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