南房総市自慢のおいしい給食は完全米飯給食です!【南房総市の給食を知る その1】

「米飯給食」をご存じでしょうか?「べいはんきゅうしょく」と読み、ご飯を主食とした給食のことを指します。
米飯給食は農林水産省でも推進しているのですが、南房総市は完全米飯給食。つまり、毎日ご飯が主食なのです。『日本一おいしいご飯給食』を目指す南房総市の給食をご紹介します。

ご飯が主食だと、いいこといっぱい

学校給食の主食をご飯にすることで、自然と和食を中心としたおかずになります。揚げ物や肉料理よりも魚や野菜のおかずが多くなりますが、ご飯と合うようさまざまに工夫がしてあり、子どもたちも喜んで食べています。
和食に欠かせない出汁も、南房総市の給食では手作り!安心安全で栄養もバッチリです。
また、和食は洋食や中華に比べると、家庭で調理するには少し手間がかかりがちですよね?そんな和食を給食で提供してもらえるのは、保護者として嬉しいという声も多くあります。

地産地消率も高い

南房総市は豊かな海に恵まれ、田んぼや畑も多くあり、食材に恵まれた土地だと言えます。学校給食でも「地産地消」の取り組みが行われており、地元で採れた食材をできるだけ多く取り入れています。
お米は100%南房総市産。しかも、市内でこだわって育てた「オーガニック・エコ米」が使われているんですよ。 地元産だと、鮮度も良く旬の食材がそろうので、美味しさはもちろん子どもの食育や郷土教育にも効果があります。
南房総市が調査した平成29年度の野菜の地産地消率を見てみると、各給食センターにより多少のズレはありますが、市内産が約28%、千葉県内産が約24%となっていて、給食に使われる野菜は半分以上が子どもたちの身近な場所で収穫されたものだと分かります。
参考:南房総市「地産地消推進の完全米飯給食」http://www.city.minamiboso.chiba.jp/0000011310.html

とある日の給食をのぞいてみると…

12月のある日の献立はこんな風です。
ひじきごはん
あじフライ
ほうれん草のみそ汁
きゅうり漬け
みかん


南房総らしい海藻や魚を使ったメニューですよね。毎年、みかんは南房総市千倉で採れたものを使っているそうで、献立表にはそんな情報も書かれています。 我が家の長男は給食が大好きで、いつも完食しています。

南房総市が誇る完全米飯給食。大人でもおいしそうで、南房総市の子どもがうらやましくなりますよ(笑)。

 

次回は南房総市の給食への取り組みを地域の人にも知ってもらえる「給食レストラン」についてご紹介します。

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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