房総 薪ストーブのある暮らしのススメ

家族だんらんの場所

我が家の薪ストーブのある暮らしをご紹介したいと思います。南房総は、冬場にお花が咲くほど暖かい場所です。
薪ストーブなんか必要?と思われる方もいるとおもいますが、冬の朝晩は一桁台の気温になります。房総でも寒い時は寒いのです。
新しい家をたてる際、主人の「薪ストーブを置き、持続可能な家づくりをしたい」という要望に言い負かされ、薪ストーブの設置にいたりました。
今や、なくてはならない冬の家族だんらんの場所となりました。

〈薪ストーブの良さ3つ〉
1,なんといっても家全体が暖まる
2,雨や冬の日の洗濯物は、一日室内に干すと乾く
3,自然の暖房設備(電気や灯油などいりません)

電気やガスやガソリンなど限りある資源をたくさん使う生活は、地球温暖化が気になります。多少不便でも地球に優しい生活を送ることができるのは、気分的に楽ですよ。
2019年に起こった台風の災害時には近所の倒木など引き取り、少しだけ近所の方のお役に立てたことで、薪ストーブの良さを再確認できました。

〈なぜ薪ストーブにしたのか?を主人に聞いてみた〉
「地球温暖化などの環境問題の一番の本質は、今の自分達の生活に必要なものを誰がどこでどうやって作っているのか知らないことにあると思う。だから、家を建てるときは、少しでも自分たちの生活を身の回りの環境とつなげたいと思って、薪ストーブという選択をした」そうです。それから「少しでも森とつながっていたいという人に、薪ストーブはおススメだね。」と言っていました。
いつもはあまり語らない熱い思いをもっていたとは知りませんでした。

家の裏には、雑木林があります。その雑木林へ袋を片手に乾いた枝を取りに子どもとたまに行きます。昔でいう『柴刈り』です。
柴を刈ることで、雑木林は手入れされます。
私たちの生活が少しだけ周りの森の維持に役立っているということでしょうか。

〈薪割りと火おこしは男のたしなみ〉
我が家では、薪割りと薪ストーブの火おこしという冬の日課があります。
少しおっくうな時もありますが、薪を割る父ちゃんの背中を見て、ちょっとやってみたいと薪割りを試す子どもたちに成長しました。
男子三人の中、長男は火おこしができるようになりましたし、次男もただいま練習中です。三男も日頃から火には慣れ親しんでいます。家を巣立つ時には、三人とも火おこしと薪割りができるよう仕込んでおこうという思惑でいます。
頼もしい男に育て上げるには、薪ストーブがもってこいです!

〈火を囲む日常を〉

冬眠中のカメムシみたいな様

私の実家のお風呂は、薪で焚きました。子どもの時分から風呂焚きをよくしていました。その時からだと思いますが、火を見ていると落ち着くのです。
そんなことってみなさん経験ありますよね?
最近では火を見つめるために、焚火キャンプが人気とか…
薪ストーブがあれば、アウトドアキャンプしなくても家の中で十分火を見られますよ。

火を囲むという習慣がなくなった日常に、家族が集まる薪ストーブの生活はいかがですか?

shouji naomi

香川県出身。 只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。 プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。 ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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