南房総での家探し~空き家バンク~

こんにちは。現在3歳の男児を子育て中のchoco-loveです。
私は、2016年春に出産と同時に、神奈川県川崎市(武蔵小杉)から南房総市に移住してきました。
今回は、南房総での家探しのひとつの方法として、私も利用した『空き家バンク』をご紹介します。

南房総の家探しは、都会とは違う

私が南房総へ移住することになったきっかけは、妊娠が判明したとき。出産予定日の約1か月前(会社員であれば産休に入る頃)まで仕事上の契約があったので、それまでは川崎市に住み続ける必要がありました。
そして計画した引越予定は、2月末。8月から家探しを始めましたが、できるだけ年内に住む家を決めたいと思いました。

最初はネットで都会のマンション・アパート検索と同じ感覚で、『SUUMO』や『at home』などの不動産情報サイトで探してみました。けれど南房総の物件は掲載されている件数が少ないし、希望条件に合うものが、ほとんどありません。
その時このような情報サイトに掲載されていたのは、リゾートマンションか、別荘むけに建てられたような高めの物件ばかり。

あきやバンク?

ある日、南房総市のホームページに『空き家バンクhttp://www.akiya-navi.com/minamiboso_akiya_bank/』というページがあることを発見しました。

 

南房総市の『空き家バンク』とは

「南房総市空き家バンク」は、市内空き家の所有者が登録した物件について、 市が当サイト等で情報を公開し、利用希望者に紹介する仕組みです。
(南房総市空き家バンクより引用)

と記載があります。ようは、移住者向けに、市内の空き家を市が紹介してくれる仕組みってこと。
さっそく掲載中の物件を見てみると、全国を対象とした不動産情報サイトでは見たことのない物件ばかりです。件数は少ないですが、すべて一戸建て住宅で、古民家もあれば、元民宿に、畑や菜園付きなんて家もあります。
室内写真のほとんどは、家財道具がそのままで生活感あふれているのはご愛嬌だけど…(笑)

利用者登録してみよう

ひと通り『空き家バンク』の仕組みや制度を確認したうえで、利用者登録をすることにしました。管轄の南房総市総務部企画財政課に電話で問合せしたところ、『空き家バンク』に掲載した物件は、早くに決まっていくらしい。所在地を知るにも内見するにも、まずは利用者登録をする必要があります。

南房総市の『空き家バンク』に利用者登録するには、いくつかの要件を満たしていなければなりません。

1.次のいずれかに当てはまる者
・空き家に移住定住または定期的に滞在し、居住地域の一員として協調して生活できる者
・空き家を利用して南房総市の経済及び産業の活性化並びに雇用の創造に寄与できる者(法人を含む)
2.申請日の属する年度の前年度において、納付すべき市区町村民税の滞納がない者
3.暴力団員による不当な行為等の防止に関する法律第6号に規定する暴力団員でない、又はそれらと密接な関係を有していない者
(南房総市空き家バンクより引用)

これらの事項や規定されている要件を遵守する誓約書と、空き家バンク利用者登録申込書を記入します。
どちらも『利用者登録』のページ(http://www.akiya-navi.com/minamiboso_akiya_bank/download.php)からダウンロードできます。
必要な添付書類は、住民票の写しと前年度分の納税証明書など。この“前年度の”というのが年度を間違えやすいので、注意が必要です。ちなみに私は間違えると二度手間になると思い、南房総市役所に電話で確認をしました。
書類が揃ったら郵送でOKです。申込みのためだけに南房総市に出向かなくていいのでラクチン!南房総市役所で書類審査の上、数日で登録通知が郵送されてきました。

当時の空き家バンク利用登録完了通知書(一部加工)

『空き家バンク』を利用するメリット

利用者登録通知が届いたら、気になる物件の内見申込みができるようになります。これ以降は、市役所ではなく、市と協定を結んでいる『南房総市空き家バンク協議会』の宅地建物取引業者とのやり取りになります。
物件の交渉や売買、賃貸借の契約などは、この協議会員の不動産業者に仲介をしてもらうことになるので、空き家の所有者と直接やりとりする必要はありません。

古民家イメージ画像

『空き家バンク』を利用するメリットを上げるとすれば・・・
(1)縁もゆかりもない、友人・知人がいない人でも、空き家を借りられる。
(2)『空き家バンク』で賃貸借契約が成立した所有者が、空き家を改修する場合、上限200万円、3分の2以内の補助で空き家利用促進奨励金が南房総市から出ます。
借りる側としては、改修されて暮らしやすい状態になるので嬉しいです。

私が空き家バンクを利用して借りた物件も、所有者が(2)の奨励金を使って、庭に駐車スペースを設置したり、キッチン・お風呂場・トイレの交換をしたり、畳を入れ替えたり…など改修してくれて、家中の複数か所が新品になりました。
改修するかは所有者によるので、もれなくではありませんが、修理してほしいところがあれば、仲介する不動産業者に相談するのもありだと思います。私もお風呂場を交渉しましたよ。

私は『空き家バンク』を利用したから、なんとか年内に住む家が決まり、安心してお正月を迎えることができました。『空き家バンク』を知らなかったら、決まらなくて不安な年越しだったかもしれません。
南房総の家を探しているなら、『空き家バンク』を覗いてみてください。

choco-love

choco-love

東京都中野区出身。 2016年春に夫のサーフィン好きから出産と同時に、神奈川県川崎市から南房総市に移住。初めての子育てと慣れない田舎暮らしに、1年以上悩みました。 長年してきたスイーツの企画の仕事もしづらくなり、知り合いも少なく孤独を感じることもあったときに、試しに参加してみた南房総市主催「新しい働き方講座」で、WEBライターについて学ぶ。講座で互いに学び合い、支え合う仲間と出会えたことで、ここでの生活が楽しくなってきました。 仲間から教えてもらった南房総の魅力を知る一方で、地域課題について関心が高まりました。南房総に移住してきて、都会との感覚の違いや、情報の少なさ・古さに気づき、自分たちが感じた不便さを少しでも解消できたら、きっと誰かに喜んでもらえる…。そんな思いで、『南房総ex-press』をつくりました。

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