夫婦で地域おこし協力隊に。観光振興支援担当・相川武士さん【南房総市地域おこし協力隊インタビュー】

地域おこし協力隊相川武士さん

武士さんは東京で仕事をしているときに、奥さんの千晶さんと2人そろって1年の育児休暇を取りました。2人で育児をした1年はあっという間で、復帰を考えたときに子どもを預けられる保育園が見つからなかったそうです。「もっと育児しやすいところに引っ越そう。地方がいいかも?」そう思った武士さん。以前から知っていた地域おこし協力隊で募集しているところがないか調べてみると、南房総市で3人の募集がありました。そこで、夫婦2人で応募し、地域おこし協力隊として働くことになりました。

日本全国で募集されている地域おこし協力隊。南房総を選んだわけ

大阪で生まれ育った武士さんですが、東京で4年暮らすうちにたくさんの友達ができました。東京で出会った人たちとの交流は続けたいけれど、地方にも惹かれる。そんななか、南房総は東京から通える立地でした。そしてもう一つ、寒いのが苦手な武士さんにとって、南国イメージの南房総にさらに魅力を感じました。実際南房総で暮らしてみると、南国イメージといえどもやはり冬は寒かったようですが。

東京に比べ、田舎では文化的な体験の機会が少なくなるのではとの心配がありました。そんな心配をよそに、南房総には世界に通用するいろいろな専門家がいて、イベントもたくさんあって驚きとともにうれしかったそうです。

地域おこし協力隊としての仕事と、任期終了後について

2017年11月に着任し、着地型観光をつくることをメイン業務として3年目を迎えた武士さん。1年目は、知って行動すること。2年目は提案して作ること。そして3年目の現在、任期終了後に自立してスタートできるように努力していると言います。

週の半分は南房総市観光インフォメーションセンターにある席で観光プログラムを作ったり、情報発信をしたり。残りの半分はイベントに行ったり打ち合わせをしたりしているそうです。

他地域で活躍する地域おこし協力隊を招いての動画撮影勉強会。左は奥さんの相川千晶さん。

他地域で活躍する地域おこし協力隊を招いての動画撮影勉強会。左は奥さんの相川千晶さん。

現在岩井駅から歩いてすぐの場所に家を借りている武士さん。住居以外に店舗スペースもあるので、その場を利用して学びの場にしたいと話します。小学生向けに「おしごと算数」などアウトプット型・探究学習の教室を開いたり、大人向けにwebサイト作りを教えたり。また、観光客や地元の人、移住者、そして外国人が交流できる場にしたいと語ります。

青年海外協力隊としてルワンダに住んでいた武士さんは、語学が堪能。千晶さんは、精神面や身体の健康についての知識を深めています。ルワンダでの経験、東京での経験、そしてここ南房総での経験を活かし、夫婦それぞれこの人にしかできない新たな場を作ってくれることが、楽しみでなりません。

「1歳の子どもと一緒に家族で移住し協力隊に。ヘルスツーリズム推進担当・相川千晶さん【南房総市地域おこし協力隊インタビュー】」はこちら。

なべたゆかり

熊本生まれ、兵庫育ち。 国内・外を放浪したあと、2011年1月南房総に漂着。 築百年余りの古民家を改修しながら、犬、猫、ヤギとの生活を満喫中。 田んぼや畑だけでなく、イベント出店やライター業など、“暮らしから生まれる百の仕事をこなす”立派な百姓を目指して活動中。 ◆安房暮らしの日常ブログ https://awaawalife.com/ ◆インスタグラム https://www.instagram.com/awaawa_life/?hl=ja

おすすめ