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春をいち早く感じたいあなたに ~お花畑で花摘み編~

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まだまだ寒い季節です。春が待ち遠しいですね。
千倉町のお花畑は、全国でもいち早く花が咲いて花摘みができる場所なんですよ。房総半島の沖合に流れる黒潮海流のおかげです。
ここでは知っておきたい花摘みの基本情報と、おすすめの花摘み体験ができるお花畑を紹介します。

まずは、千倉町のお花畑事情を知ろう

花摘みをしたいのだけどちょっと足踏みしてしまう、そんな方にとっておきの基本情報を教えます。

どのお花畑でも共通すること

  • お花畑は入場無料
  • 自分で花を摘むのではなく、切り花や鉢花を購入するだけでもOK
  • 全国配送している
  • 千倉町のお花畑は海から近い場所にあるので、海風が強い場合もある

花摘みはいつからできるの?

房総では「花摘みの時期は、3月のお彼岸まで」とよく言われていますが、年やお店によっては12月から4月上旬まで花摘みできるそうです。

どんな花があって、いくらなの? 〈2023年時点〉

どこのお花畑もだいたい相場は決まっています。
各花摘み店では花の価格が多少異なる場合があるので、お店で確認してください。

【主な花の参考価格表】

1本 20円 ポピー
1本 50円 キンセンカ・ベニジウム・矢車草・菜の花
1本 50円〜100円の間 ストック
1本 100円 金魚草
7本 300円 キンセンカ・矢車草・ベニジウム
5本または7本 300円 ストック
13本または15本 300円 ポピー

※ストックは、一重咲きやスプレー咲きや八重咲きなど種類があり、値段が多少異なります。
※この表以外の花の種類も販売しています。

 

花摘み手順

  1. 気に入った花屋を探す
  2. お店の方から、かごとハサミを手渡される
  3. お店側で指定されたお花畑で花を切る
  4. 切った花の分だけお支払いをする以上が、花摘みの基本情報と手順です。では、さっそく花摘みに行ってみましょう!

お花摘みできる3つのお花畑の紹介

千倉町のお花畑には、大きく分けると白間津(しらまづ)地区と千田(せんだ)地区と大川地区と3つのお花畑があります。3つのお花畑はそれぞれに特徴があるので、ご自分に合った花摘みを楽しんでくださいね。

(1)海や山をバックに花摘みできる 白間津のお花畑

 
〈白間津のお花畑 特徴〉
  • 海や山の景観を楽しみながら花摘みができる
  • お花畑に花屋が点在しているので、いろいろ巡ってみたくなる
  • 花屋同士は屋号で呼び合うほどお互いに仲が良く、人情味があふれている
  • 他の地域の花農家から「白間津の花農家はまっすぐでしっかりとした茎の花作りが上手なんだよ」と尊敬されている
  • ほとんどが細い田んぼの畦道なので、足元には十分気を付けること

白間津のパーキングの全景

白間津のパーキングは比較的小さいので、土日祝日の時間帯によっては混み合う。
トイレ・売店あり(コーヒー・甘酒・ココアなどが飲める)

(2)道の駅からすぐ花摘みできる 千田のお花畑

 
〈千田のお花畑 特徴〉
  • 道の駅ちくら潮風王国の前にあり利便性が良い。(トイレ・駐車場・休憩所などがある)
  • 花屋が10軒ほど軒を連ねているので、花選びがしやすい。
  • 花屋はそれぞれに番号がついているので、その番号の付いたお花畑に行き花摘みをする。
  • 主要な道はコンクリートか木道で整備されており、とても歩きやすい。
  • 手作りのお花畑の案内板がある。

手書きの案内板「方言丸出しでヤッテマス」の案内文がいい!

最寄りの道の駅ちくら潮風王国

(3)歩き回らなくてもすぐ花摘みできる 大川のお花畑


 
〈大川のお花畑 特徴〉
  • 海からもっとも近いお花畑
  • 南房千倉大橋のたもとに花屋が3軒ほどあるお花畑
  • お店の前は、数台ほど車が停められる
  • 近くの南房千倉大橋の公園には、大きな駐車場とトイレがある。

最寄りの南房千倉大橋の公園

 

千田花畑再生事業クラウドファンディングとその後

千倉町といえば、お花畑で花摘み」というイメージが強いのですが、令和元年房総半島台風による被害やそれに続く、令和2年からのコロナ禍の影響により花摘み客が減少しています。

千田のお花畑では、道の駅潮風王国や南房総市が主体となって、2021年にふるさと納税を活用して「『花摘み観光』を途絶えさせたくない!」と、1500万円を寄付で集めるという目標を掲げて、クラウドファンディングを行いました。
延長期間も含め実施期間中(2021年7月から2022年3月)に、なんと‼︎2,200万円集まったそうです。
その後どうなったのかが気になったので、クラウドファンディング発案者である宇畑さんにいくつかお話を伺いました。

○寄付で集まった2,200万円は、どのように活用する予定ですか?
「初年度は、初期投資として約900万円を花の植栽ほか人件費や資材費(ビニールハウスや木道の整備)などに使う予定です」

○耕作放棄地を再整備したということですが、実際、どのようにお花畑の再生を行ったのですか?
「旧丸山町の花業者に協力依頼して、道の駅スタッフと共に900坪ほど花の植え付けをしました」

○花が咲く期間中、ライブカメラの設置する、写真撮影用スポットを作る、などして観光地としての復興を目指したいとのことでしたが、実現されましたか?
「当初設置予定だった候補地が確保できなかったので、現時点ではまだ設置できていませんが、設置スペースを検討中です」

○SNS上で継続的に『花畑フォトコンテスト』を開催したいということでしたが、進み具合はいかがですか?
「2023年は2月10日〜3月26日までの期間中に、Instagram上で『ちくら花畑インスタフォトコンテスト』を開催します。優秀賞10名には1万円相当のプレゼントも用意しております」

少しずつですが、千田地区のお花畑は復興への道を歩みはじめたようです。

詳しくは → 楽天のふるさと納税クラウドファンディング
https://event.rakuten.co.jp/furusato/crowdfunding/project/2021/0058/

花の植え付けが行われた場所の一つ


まとめ

取材を通して知ったことですが、どの花屋さんにも、毎年花摘みに来てくださる常連さんがいるのだそうです。店先で「今年もよろしくお願いします」という花摘み客の声に「おぉ〜、よく来たね〜」と笑顔で返す店主との会話。そんな長年の人付き合いが、まだまだ残っているお花畑なのです。
私はいつまでもこのお花畑の風景がごく当たり前にあるものだと思っていました。しかし、どの花畑でも花農家が年々高齢化し、令和元年房総半島台風とコロナ禍もあいまって耕作放棄地が増えてきました。残念ながら、多くの花農家の方から「あと何年お花畑を維持できるか分からない」という厳しい実情をお聞きしました。
寒いなか花農家が手塩にかけて育てたお花畑へ、ぜひ花摘みに足を運んでみてください。

Information

●白間津のお花畑
千葉県南房総市千倉町白間津1397

●千田のお花畑
千葉県南房総市千倉町千田1033

●大川のお花畑
南房千倉大橋公園の東側に3軒ある
駐車場:南房千倉大橋公園 千葉県南房総市白間津330番地

●道の駅ちくら潮風王国
9:00~17:00
定休日:水曜日 (1〜4月・8月は無休)
南房総市千倉町千田1051
0470-43-1811
https://shiokaze-oukoku.jp

●南房総市観光協会千倉観光案内所
0470-44-3581

・千倉町のお花畑の最新情報を知りたい方は
→花摘み.com   https://hanatumi.com/

・1つ1つの花の情報が知りたい方は → みなぷれライター、フジイミツコの南房総花図鑑をどうぞ
南房総花図鑑 その4「キンセンカ」
https://mina-pre.chiba.jp/turn-minamiboso/archives/2436
南房総花図鑑 その5「キンギョソウ&ストック」
https://mina-pre.chiba.jp/turn-minamiboso/archives/2639
南房総花図鑑 その6「ポピー」
https://mina-pre.chiba.jp/turn-minamiboso/archives/2693

 この記事を書いたのは…

shouji naomi
香川県出身。
只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。
プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。
ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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