南房総花図鑑 その4「キンセンカ」

南房総では季節ごとに色々な花が地元民や観光客を楽しませてくれています。この「南房総花図鑑」シリーズでは、南房総でよく見られ、なじみ深い花々をご紹介していきます!

第四回は南房総発祥の花「キンセンカ」です。

キンセンカの見ごろはいつ?

実は、キンセンカは南房総市の和田地域が発祥の地で、現在は白浜地区が生産量日本一を誇ります。あまり知られていませんが、南房総を代表する花と言っても過言ではありません。

また、花びらには抗酸化作用や抗菌作用が期待できる成分が含まれていてさまざまな効用を持つことで知られ、ヨーロッパでも薬用ハーブとして知られているスゴイ花なんです。
色は目にも鮮やかなオレンジや黄色で、細長い花びらが幾重にも重なるボリュームのある見た目。
比較的開花期間が長く、丈夫な種類で、切り花としてもガーデニングの花としても人気があります。
咲き始めは1月ごろで、切り花が出回るのもその頃からです。

南房総でのキンセンカの楽しみ方

南房総の早春の風物詩、千倉地区の花畑でもキンセンカが育てられています。海を見ながら花摘みを楽しめる千倉地区・白間津の花畑でもたくさんのキンセンカを見ることができますよ。
摘み取りはもちろん、花畑の中を散歩するだけでも楽しい気分になります。
また、先述したように切り花にも向いている花なので、花摘みをしたり切り花を買ったりして、家でキンセンカを楽しむのもオススメ。
南房総の花は新鮮なので、水替えをしっかりすればかなり長持ちします。
元気の出るオレンジや黄色のキンセンカを家に飾れば、きっと家族みんなが元気で楽しい気持ちになりますよ。

また、効用のあるキンセンカを使ったオイルや石鹸も道の駅などでお土産物として購入することができます。さらに、キンセンカを使ったワークショップが富浦地区の道の駅枇杷倶楽部でおこなわれています。興味がある方はぜひこちらも体験してみてくださいね。
カレンデュラクリーム作りワークショップの記事はコチラ
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フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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