南房総花図鑑 その5「キンギョソウ&ストック」

南房総では季節ごとに色々な花が地元民や観光客を楽しませてくれています。この「南房総花図鑑」シリーズでは、南房総でよく見られ、なじみ深い花々をご紹介していきます!

第五回は南房総発祥の花「キンギョソウ&ストック」です。

キンギョソウ&ストックの見ごろは?

キンギョソウとストックは、どちらもピンク・白・赤・黄色など色の種類が豊富で、ボリュームがあり華やかに春を告げてくれる花です。
南房総では、早春の風物詩・千倉の花畑で見ることができます。

見ごろはまだ寒い1月下旬から4月ごろまで。
実は、ストックとキンギョソウは遠目で見ると良く似ています。ピュンと上までつぼみのある茎が飛び出し、ふんわりした花なのがキンギョソウ。ふんわりしているのは花びらが分かれていないからで、そのふくらんだ形が金魚に例えられ、キンギョソウと呼ばれています。

こちらがキンギョソウ

一方、花びらが分かれていて茎にたくさん花をつけるのがストック。香りが強いのも特徴で、八重咲きのものはかなりボリュームがあるので、結婚式のブーケなどにも使われます。

こちらがストック

南房総でのキンギョソウ&ストックの楽しみ方は?

キンギョソウとストックは、ぜひ花畑で花摘みを体験してみてください!
千倉地区の『道の駅ちくら潮風王国』から白浜方面の海辺には花摘み可能な花畑が複数あります。花畑が集まっているのは、白間津(しらまづ)と呼ばれるエリア。「白間津花のパーキング」に車を停めることができ、花畑を散策、花摘みができますよ。


花摘みは花の種類で1本いくらという風に金額が決まっています。花畑にある小屋に声をかけて聞いてみましょう。
キンギョソウとストックは色が様々なので、どの花にするか選ぶ楽しみがありますよ。オススメはつぼみが多いもの。持ち帰ってからもつぼみが開くので長い間春を感じることができます。
切り花も花畑の小屋や道の駅で購入可能。新鮮なので、花もちが良く水替えをしっかりすれば1週間以上はキレイな状態が続きますよ。

花畑の小屋から全国発送も可能なので、遠方の人へのプレゼントにもおすすめです!

~南房総花図鑑シリーズ~
「菜の花」
「水仙」
「桜」
「キンセンカ」

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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