桟橋だけじゃない!原岡海岸がSUPのメッカへ進化中!?その理由とは
沈んでゆく夕日にポツポツと電球が灯る桟橋。海の先には富士山のシルエットが浮かぶ…
南房総の観光スポットは数あれど、原岡桟橋(正式には原岡海岸にある岡本桟橋)はロマンティックでどこかノスタルジックな雰囲気が味わえると観光客が絶えない人気スポットです。
その原岡海岸で、2021年の夏からSUP(スタンドアップパドル)体験が売り出されました。誰がしているのか?どんな体験ができるのか?ここの売りとは?ご紹介いたします!
主催は南房総観光協会。実は「アウトドアのまちおこし」を狙っていた!
原岡海岸がある富浦町は、南房総でも最大規模の自然公園「大房岬自然公園」を有し、もともと自然遊びを得意とするところ。
というのも、大房岬自然公園を管理しているのは「千葉自然学校」という自然体験のプロ集団。大房岬自然の家には年間3万人もの学校などの団体が来て、アウトドアのスキルを学んでいます。
大房岬周辺は海と森の資源に恵まれたフィールドであり、シーカヤックや釣り、森林セラピー®︎など様々なアウトドアアクティビティに活用されています。大房岬のすぐ北に位置する原岡海岸の並びには、多田良海水浴場、豊岡海水浴場などが続き、波が穏やかで美しい遠浅のビーチとしてローカルに知られています。
自然資源の豊富な南房総ですが、これまでは個々のアウトドア団体がそれぞれのフィールドで活動している状態でした。それを繋げて南房総全体をアウトドア立国にしようという動きが生まれている様子。その中で、南房総アウトドアの新定番として協会主導で育てているのが原岡海岸でのSUP体験です。
海が近く感じられるSUP。組み合わせ次第で楽しみ倍増!
SUPはサーフィンの板より安定感のあるボードの上に立って、一本のパドルで漕ぎながら海の上を楽しむアウトドアスポーツです。
海の状況や個人差もありますが、大体30分もすれば立って漕げるようになります。普段行けない沖まで自分の力で漕ぎ出していくアドベンチャー要素や、海の上から違った視点で見る景色の美しさ、海の色と空の色、大自然との一体感といった癒やしが魅力です。
SUPは実はたくさん楽しみ方のバリエーションがあるのも特徴。SUPで行った先でシュノーケリングをしたり、カヤックのように荷物を積んで遠くへツーリングすることもできます。また、SUPヨガやSUPフィッシング、SUPポロ(マレットというスティックでボールを操るスポーツ)など、SUPプラスαの楽しみ方が広がっていく魅力があります。
原岡海岸のSUP体験、今後は夕暮れのオレンジ色の海を漕ぐ「ノスタルジックSUP」もプログラム化を計画中です。夕日と海に包まれる不思議な感覚…目の前に富士山を望めるロケーションの良さもあり、ここでしか味わえない売りの体験になる予感がします。桟橋だけでない原岡の新定番となり得るかも!?
個性豊かな南房総SUPインストラクターズとぜひ一緒に海へ!
原岡海岸でのSUP体験をガイドするのは、日々スキルアップに切磋琢磨する「南房総SUPインストラクターズ」!(実は筆者もその一人!)
インストラクター研修を指導するKONoさんは、地元で長くSUPガイドをしており、スパルタンレースやSUPレースでの実績もあるイケメンインストラクター。
他のメンバーの職業・経歴をざっとあげると、農家、ヨガ講師、ダンスインストラクター、ラフティングガイド、元ラクロス日本代表、サーファー、現役大学生、大房の自然学校スタッフなど、多種多様な面白メンツ揃い。先日はみんなで紅葉の亀山湖へ遠征し見聞を深めて&大いに遊んできました!
KONoさん曰く、原岡は遠浅の湾というSUP初心者にぴったりの環境で、今後たくさんの人に利用してもらえるポテンシャルを秘めているとのこと。また、海の先に富士山が望める場所は全国探してもここ内房にしかなく、そういう意味で南房総でのSUPはユニークな体験となり得るとも話されていました。
とは言え、近年のSUP流行によって初心者の事故もかなり増えてきていることから、安全対策も含め、信頼できるインストラクターからきっちりと学んでおくことが重要です。
ぜひSUPデビューは原岡海岸で!SUPの魅力に取り憑かれたインストラクターたちが安全にかつ思いっきり楽しさをお伝えします。お待ちしています♡
「初めてでも安心!絶景を満喫できるSUP体験」(じゃらん遊び・体験サイトへリンク)