オレンジ色の車が目印!移動パン屋・西岬CAFE

南房総にはおいしいパン屋さんが点在します。
個性的なお店が多く、甘いパンが食べたいならココ、食パンを朝ごはんにするならココ、とその日の気分によって使い分けている人も少なくありません。
バターが香るデニッシュ系のパンが食べたい!と思った時におすすめなのが、今回ご紹介する「西岬CAFE(ニシザキカフェ)」。オレンジ色の車で館山市と南房総市を回る、人気の移動パン屋さんです。オーナーの佐藤徹哉さんにお話をうかがいました。

本場の味を南房総で♪こだわりの生地は世界各国から!

西岬CAFEのパン生地の大きな特徴は、世界中のパン生地を扱う商社から仕入れられていること。原材料も製造もヨーロッパのパン生地なので、日本で作られたパンとは違った味わいが生み出せるそう。しかも、保存料は不使用で、海外産と言っても安全安心で良質なものを選んで使っています。
イチ押しの「AOPイズニーバタークロワッサン」は最上級のフランス産バターがたっぷりと使われていて、香り高いバターの濃厚な味わいに「一度食べたら他のクロワッサンは食べられない!」とファンが続出している一品。
クロワッサンの他にも、サクサク食感とこだわりのフィリングのデニッシュ、モチモチ生地が美味しいサンドイッチ、ミニサイズでも満足度の高いドーナツなどがラインナップされています。
南房総にいながらにしてヨーロッパの本格的なパンが食べられるのが、西岬CAFEなんです。

オレンジ色の車にも美味しさの秘密が

移動販売をする車の車内には、冷凍庫とオーブンが入っています。冷凍保存してあるパンを車内のオーブンで焼くことが出来るので、注文から20分ほどで焼き立てを提供することも可能です。
また、移動販売時にパンと一緒に楽しみたいのがハンドドリップのコーヒー。一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーは、パンとの相性も抜群です。コーヒー豆は地元のくまカフェの豆を使っているそうです。

どこで会えるの?

西岬カフェの定休日は月曜日と火曜日。南房総市内で会えるのは、水曜日のお昼ごろと金曜日の夕方に千倉方面で。木曜日の夕方には白浜方面にも行っています。
イベントなどで変更になる場合もあるそうですが、基本的なルートはHPをチェックしてください。また、配達もおこなっているので、希望すれば販売に来てくれますよ!(南房総市近隣地域)

単身移住で頑張っています

西岬CAFEをはじめて2021年で5年となるオーナーの佐藤さんは、単身移住という形で南房総地域に移住して来ています。東京では映像関係の仕事で活躍していましたが、3回の椎間板ヘルニア手術を経て、趣味の釣りでよく来ていた館山市への単身移住を決意したそうです。
東京にいる家族も南房総地域との行き来を楽しんでいるそうで、特にまだ小さなお孫さんにメロメロな佐藤さん。接客中も、孫トークで盛り上がるのだとか。
「移動販売で楽しいのは、色んな人と出会えること。常連さんの年齢も様々で、ずっと地元の方もいれば、僕と同じような移住者さん、別荘などの二地域居住の方も少なくないですね。南房総でのつながりが広がるのは嬉しいです。おいしいパンだと喜んでもらえるよう、これからも頑張ります」と、笑顔で話してくれました。

出会えたらちょっと嬉しい西岬CAFEのオレンジの車。ぜひ、自慢のパンを試してみてくださいね。優しい笑顔の佐藤さんとの会話も楽しいですよ!
https://nishizakicafe.jimdofree.com/

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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