貯金なし夫婦が和田町へ(1)移住ほんのちょっとだけアドバイス
こんにちは、南房総市和田町在住のあわみなこです。
2014年3月に東京都調布市から移住してきました。
子どもがいない夫婦2人という気楽さもあり、移住にあたって貯金もなく、仕事のあてもなく、こちらに移り住みました。
移住当時、夫が52歳、私が45歳。手持ちのお金は、およそ3~4か月分の生活費、貯金なし。
・・・「よくその状態で決行したなあ」と感心いたします。
けれども5年経った今は、夫婦とも仕事についており、猫2匹が家族に加わっています。来年からは民生委員を務めることになりました。必需品である車もなんとか入手。風が吹くと揺れるあばら家(借家)ではありますが、2階の窓から海と山を眺めながら、東京にいたときより心身とも健康で充実した生活を送っています。
南房総への移住を考えている方の背中を押すべく、少しだけ体験談とアドバイスなど書いてみたいと思います。
<オススメその1:実際に足を運んで情報収集>
私の場合は、母親が館山市出身で、南房総エリアは馴染みの深い土地でした。とはいえ「移り住む」となれば話はまた別。実際にやったことをまとめてみます。
(1)親戚への相談
親戚数人に相談してみました。仕事の紹介には結びつきませんでしたが、叔父が所有する「もう解体するつもりだった」家を格安で借りることができました。これで住まいは確保!
(2)「おせっ会」、ハローワーク、地元のイベントなど、機会あるごとに現地へ
「おせっ会」は移住をサポートしてくれる民間非営利団体(NPO)です。私も移住の相談にのっていただき、助かりました。移住相談に足を運んだついでに、ハローワーク館山ものぞいてみましょう。
住んでみたいと思っている地域の公民館(コミュニティセンター)に行くのもオススメ。掲示されているポスターやおかれているチラシなどもチェックして、コミュニティの様子を知る術(すべ)に。
また「房総日日新聞」、通称「房日新聞」も貴重な情報源。求人情報も載っています。オンラインで購読できますから、ぜひ。就労支援のイベント、移住促進のための交流イベントも多々あります。できるだけ参加を。
<オススメその2:逃げ道を確保のこと!>
私自身の経験、またこれまで耳に入ってきたいろいろなお話から思ったことがあります。南房総への移住の場合「絶対、都会へは帰らない」「必ず移住を成功させる」といったような強い決意はイマイチ役に立たないようです。むしろテキトーというか力を抜いていらっしゃるのがいいようですよ。「失敗した!」と思ったら逃げ出せるようにしましょう。実家に話をつけておくとか、最低限の逃走資金(?)を用意しておくとか。
<オススメその3:この土地が好きになれそうかどうかを見極める>
実はこれが一番大切。「ここへ来るとワクワクする」なら、それだけで移住成功の確率は飛躍的に高まるでしょう。
・・・このお題ならまだまだたくさんお伝えしたいことのある、あわみなこでございます。(2)生活費はどう稼ぐ、(3)和田町暮らしの実際もお読みいただければと思います。
【More Information】
館山南房総 移住定住 田舎暮らしお手伝いNPO「おせっ会」
https://www.osekkai.org/