みんなのリトリートハウスみどりのいえと「きぬちゃん」
白浜町にあるみどりのいえは、海と川と山が見渡せるすばらしい景色と、心地よい空間が広がるおうちです。Airbnb(エアビーアンドビー)に登録している宿泊施設であり、予約制もみほぐしスペースであり、イベント会場であり、コミュニティスペースでもあります。
オーナーの正木衣子さんは、「きぬちゃん」の愛称で親しまれており、2005年の3月に熊本から移住しました。田舎暮らし・農業体験ができる施設での管理人として宿泊客を迎えたり、カフェを運営したり、農業に携わったりした経験があります。現在はみどりのいえでもみほぐしを行うほか「流しのもみほぐし師」として、イベントや房総エリアにある店舗などで活躍中。
移住者も地元の人も、みどりのいえでコミュニティ世界を広げよう!
みどりのいえでは、ライブ、てしごとカフェ、0円マーケット、ゆる英語部、ゆる政治部などを主宰しているきぬちゃん。イベント会場として貸し出すこともあり、毎回多くの老若男女が集い、交流しています。
移住したてで友達がいないというような人は、ぜひみどりのいえを訪れてみてください。きぬちゃんの温かい包容力に癒され、きぬちゃんを慕う多くの個性あふれる仲間たちとつながることができ、一気に世界が広がることでしょう。
地元の人にとっても、こんな人たちが南房総にいるんだ、こんなおもしろいことをやっているんだ、と新たな出会いと発見が生まれるはず。
住民の声を行政に届けよう!みどりのいえゆる政治部に潜入
毎月行われている、みどりのいえゆる政治部は「ざっくばらんに政治の話ができる場があるといいね」という会話から生まれました。きぬちゃんは、当時も今も政治には興味がありませんが、政治=生活のことと考え、分断せずに自分の生活の一部だと、受け入れることにしました。「自分はあくまでも敷居を下げる役割。みんなが調和していく場を提供したかった」と話すきぬちゃん。
1月、大寒の日に温かな陽ざしが差し込むみどりのいえに、常連さんや初参加の人、小さな子どもが集まりました。令和元年台風15・19号被害による復興の取り組みや、今後どう備えるべきかなどの意見が交わされたあと、みんなが注目しているZOZOの前社長、前澤友作氏から寄付された20億円の使い道について意見を出し合いました。
前澤基金を作って全国からアイデアを募集する案や、大学やインターナショナルスクールを作って若者の流出を食い止め、新たな若者を呼び込む案、星野リゾートを呼ぶ、外国人に毎日英語で情報発信してもらう案などが次々に出てきました。館山市を中心として、南房総全体に波及するような取り組みに期待がかかっています。
ゆる政治部には毎回2~3人の市議会議員と、南房総市、館山市、鴨川市民が参加しています。行政区分の垣根を越えて、市議会議員や各地区の区長、市民たちが気軽に意見を交わせる場所なのです。温かいお茶を飲み、お菓子をつまみ、小さい子が遊んでいる場で、輪になって誰でも意見を言い合える。そんなみどりのいえゆる政治部の存在は、とても大きいと思いました。
みどりのいえを運営することによって「色んな人と出会い、1人1人がありのままの自分を受け入れる瞬間に立ち会えることがうれしい」と話すきぬちゃん。移住前の下見でも良し、日々の疲れをいやすためでも良し、移住後の輪を広げるためでも良し。ただの興味本位も大歓迎!心地良い空間と温かいきぬちゃんが待つみどりのいえを、ぜひ体験してみてください。
アクセス
みどりのいえ
住所:千葉県南房総市白浜町滝口5580-277
Airbnbみどりのいえページ: https://www.airbnb.jp/rooms/26606163?source_impression_id=p3_1579507553_nkfX7YoV6EPttdk5