デュアラー生活を謳歌する80歳の谷津田さん

南房総市丸山地区の山の上に建つ谷津田満昭さん宅からは、海が見えます。夫婦で釣り好きな谷津田さんが南房総に通い、この土地を手に入れたのは1988年。当時は周りに家もなく、木々も小さかったので180度海が見渡せたそうです。

東京と南房総でデュアルライフ(2拠点居住)を送っていましたが、2016年から満昭さん1人でここに住むようになりました。奥さんは月の半分くらい、行ったり来たりのデュアルライフを続けています。

「この歳でアルバイトもできて、色んな人に誘われて、色んな人と出会えて、この人幸せよ。東京だとこたつに入ってテレビ見て、散歩をするくらいだもの」そう話すのは奥さん。

なんでもできてしまう満昭さんは、台風被害に遭った家の屋根に上がって修理を手伝ううちに、大工さんにアルバイトを頼まれるようになったとか。ちなみに大工経験はなく、営業職の経験があるそうです。

 

見習いたい!あらゆることに挑戦し、楽しむ生き方

畑をイノシシに荒らされたことがきっかけで、仲間に罠をしかけてもらうことに。そして、イノシシの解体を教わるようになりました。現在は自宅で解体できるように整え、1人でもイノシシを解体できるようになったとか。解体したイノシシ肉でチャーシューを作ったり、炭火でイノシシの丸焼きを作ったりして仲間に振る舞い、好評を得ているそうです。

イノシシを吊るす道具。後ろのハウスも満昭さんが建てたもの

見るからに健康そのものの満昭さんは、好奇心旺盛で何でもやってみるのが好き。友達にもらったつがいの烏骨鶏を増やし、今では30羽。友達の影響で養蜂も1箱から始め、卵も蜂蜜も「谷津田南房総農園」の名前で道の駅や直売所に出荷するまでになりました。

「ここにいるのが一番楽しい」と話す満昭さん。いろいろなことに挑戦し、得た物を周囲の人たちに分けている満昭さんの元には、日本人のみならず外国人も訪れています。元気とはいえ、80歳で一人暮らしの満昭さんを周囲の人が気遣い、散歩がてら誰かが立ち寄ってくれる。出先から戻ると、野菜やお酒が玄関に置かれていることも多いのだとか。

白猫のミーちゃんと、茶トラのウリちゃん、2匹の猫と暮らしている

いくつになっても、やりたいことをおもいっきりやって楽しんでいる人は、人一倍輝いています。
ここ南房総には、そんな輝きを持つ人たちが多く引き寄せられ、より一層輝いて暮らしているように思うのは、私だけではないはず!?

なべたゆかり

なべたゆかり

熊本生まれ、兵庫育ち。 国内・外を放浪したあと、2011年1月南房総に漂着。 築百年余りの古民家を改修しながら、犬とヤギとの生活を満喫中。 田んぼや畑だけでなく、イベント出店やライター業など、“暮らしから生まれる百の仕事をこなす”立派な百姓を目指して活動中。 ◆安房暮らしの日常ブログ https://awaawalife.com/ ◆安房暮らしFB https://www.facebook.com/awakurashi/

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