放課後に子どもと地域の方が交流する場!「富浦びわっ子スクール」

南房総市内には6校の小学校があり、その1つである南房総市立富浦小学校で行われている、「富浦びわっ子スクール」について紹介します。富浦びわっ子スクールは地域のボランティアの方たちの協力により成り立っています。

人との触れ合いで子どもの成長を願う活動

富浦びわっ子スクールの目的は、放課後に地域のボランティアの方と子どもが一緒に遊び、交流を通して成長できるようにすることです。富浦小学校に通う1~3年生を対象に、月に2~3回ほど開催され、2006年から続いています。

活動内容は体育館で宿題をした後、ボール遊びやバドミントン、工作などをして過ごします。ボール遊びは、バスケットボールやサッカー、卓球などを楽しんでいる子が多くいました。工作では日常捨ててしまいがちな牛乳パックを使って、手裏剣(しゅりけん)や小さなかご作りに挑戦。発泡スチロールを使ってサイコロを作るときは、サイコロの目のシールをどこにいくつ貼ればいいのか悩みながらも、楽しんで参加しています。

みんなが楽しんで参加!ボランティアの方の思い

子どもたちは思い思いに好きな遊びを元気いっぱいに楽しんでいます。子どもたちに富浦びわっ子スクールについて聞いてみました。

<子どもたちの感想>
・「楽しい」と笑顔で答える子がほとんど
・他の学年の子と遊べてうれしい
・放課後に友達と遊べるのが楽しい
などの感想があり、心から楽しんで参加している姿が印象的でした。

ボランティアスタッフは全部で15名。ボランティアの方を子どもたちは「先生」と呼んで、「一緒に遊んで!」と引っ張りだこ!やさしく子どもたちを見守り、一緒に遊んでくれるボランティアの方にもお話を伺いました。

<ボランティアの方の感想>
・上級生が下級生の面倒をみてくれるのがうれしい
・子ども同士でトラブルがあってもなるべく子どもたちで解決できるように見守っている
・子どもたちの成長をみているのが楽しい
・自分の孫と遊んでいるみたい
・年々子どもの人数が減っていてさみしい
・もっと南房総に子どもが増えてほしい
などの感想がありました。ボランティアのみなさんは、子どもたちからパワーをもらい、やさしく見守る姿が素敵でした。

いろいろな事情で、放課後に友達と気軽に遊ぶのが難しい現代。富浦びわっス子クールの活動はありがたい限りです。地域で子どもを育てよう!と考えてくれる方がいると、子育ての励みにもなりますね。子どもの人数が減ってしまうと、富浦びわっ子スクールの活動も難しくなってしまうので、子どもが増えてくれるとうれしいです。

ari-iku

千葉県南房総で生まれ育ちました。 現在2人の子供の子育て中です。 子供を出産してから、南房総が子育てに良い場所だと気が付きました。 大好きな南房総を全国に広めたい!と思っています。 みなぷれでは、おもに子供と楽しめる地域の情報を発信していきたいです。

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