南房総での家探し~注意点~

こんにちは。現在3歳の男児を子育て中のchoco-loveです。
私は、2016年春に出産と同時に、神奈川県川崎市(武蔵小杉)から南房総市に移住してきました。
今回は、南房総での家探しの注意点を私の経験からお伝えします。

不動産屋は電話してから

家探しをする際に、最近はもっぱらネット検索が便利ですが、現地の雰囲気を感じてふらっと地元の不動産屋に立ち寄ることってありませんか?地元ならではの情報をもっていたり、ネットに出てこない管理物件をもっていることも地元の不動産屋の特長。

けれど、南房総の不動産屋にふらっと立ち寄ることは、おすすめしません。なぜなら個人経営の不動産屋が多く、営業日でも事業所に人が常時待機していないこともあるからです。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、ふらっと立ち寄る前に、電話をしてから行くことをおすすめします。

自分がしたい生活スタイルから場所選びを

南房総といっても、海もあれば山もあり、地区によって特色も異なるし、住宅地の家があれば、ぽつんと一軒だけの家もあります。さまざまな条件から自分の希望にあった住む場所を選ぶことは、楽しい時間でもあります。しかし一方で、現地での生活を現実味をもってイメージすることも必要です。

うちの場合、夫の趣味がサーフィンで、『お気に入りのサーフポイントの近く』が夫の第一条件でした。私自身は、東日本大震災での津波被害の記憶から『海の近くは危険』と反対していましたが、最初はリゾートのイメージしか持っていませんでした。

南房総で家探しをはじめ、『空き家バンク』から見つけて1つめに内見した物件は、小高い山の中にある別荘地の家。別荘地の奥の方に位置する平屋の一軒家で、庭と周囲の藪も敷地で500万円の売り物件です。
台所の床がグズグズで抜けそうなこと以外は、家の中や間取りはいい感じ。家の価値が無くても購入すれば土地が資産になるし、数年後に売っても損はしないのでは?と考え、かなり買う気になっていました。
結局この物件はタッチの差で、別の人が購入しましたが、あとから考えたら『よかった』と今では思い出話になっています。

もしあの物件を購入して住んでいたら、きっとすぐに後悔していたことでしょう。当時私は田舎で暮らしたことが無く、南房総での生活を『休暇を過ごすリゾート』のように考えていたので、日常の生活として捉えていなかったのです。

別荘のイメージ写真

別荘地の物件は、隣近所が気にならない距離があり静かだし、きっと夜には星空が広がって綺麗でしょう。
けれど、徒歩で行ける店は1軒もないし、山の中にあるからパワーのある車でないと来られないかも。ごみ捨ても、数キロメートル先の別荘地の入口まで行かなければいけない。買い物だっていちいち別荘地の敷地を出てから車で十何キロメートルも走らせなければならない。

数か月に数日間だけ休暇を過ごす別荘として使うならいいけれど、毎日を過ごす家としては私にとって『無理!』な場所の家だったのです。

物件の水道・下水道はきちんと確認を

都市部からの移住では、これまで考えもしなかった住宅設備の違いがあるかもしれません。その一例が、水道・下水道。
これまでマンションに住んでいたなら、水道の蛇口をひねれば水が出て、使った水は排水溝から流れていき、その先は目にすることはないけれど、下水道を通って浄水場にいって…と日常生活ではほとんど意識しないことです。

先ほどの小高い山の中にある別荘地の物件ですが、水道・下水道に問題がありました。家の敷地内にある浄化槽は古く、一部をそのまま垂れ流している状態と説明を受けたのです。100万円くらいかかる浄化槽を買い替える必要があると言われましたが、マンション住まいだった私には、そんな事がまかり通るのかと驚きました。

水道のイメージ写真

南房総地域では、水道水のほかに井戸水をひいている家もあります。うちも井戸水ですが、入居前に水質検査をしたところ、微量の菌が検出されたので、次亜塩素酸ナトリウムを希釈してポンプに入れる作業が定期的に発生します。うっかり忘れていると、この希釈液が無くなり、ポンプが止まって水が出なくなってしまったことも。さらに希釈液を作るときに次亜塩素酸ナトリウムが服にはねて色が抜けてしまったこともあります。

家を探す際には、電気やガスよりも見えにくい水道・下水道の設備がどうなっているのか、きちんと確認してから契約することをおすすめします。

まとめ

家探しにおいて、希望条件によって選ぶことを重視しがちですが、これまで住んできた家や環境との違いを認識することも大切だと思います。違いが多いほど発見もあれば、困惑もあるかもしれません。自分がこれからどんなライフスタイルをしたいかを家や環境と一緒にイメージしてみてくださいね。

choco-love

choco-love

東京都中野区出身。 2016年春に夫のサーフィン好きから出産と同時に、神奈川県川崎市から南房総市に移住。初めての子育てと慣れない田舎暮らしに、1年以上悩みました。 長年してきたスイーツの企画の仕事もしづらくなり、知り合いも少なく孤独を感じることもあったときに、試しに参加してみた南房総市主催「新しい働き方講座」で、WEBライターについて学ぶ。講座で互いに学び合い、支え合う仲間と出会えたことで、ここでの生活が楽しくなってきました。 仲間から教えてもらった南房総の魅力を知る一方で、地域課題について関心が高まりました。南房総に移住してきて、都会との感覚の違いや、情報の少なさ・古さに気づき、自分たちが感じた不便さを少しでも解消できたら、きっと誰かに喜んでもらえる…。そんな思いで、『南房総ex-press』をつくりました。

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