「里と海の自主保育くじらぐも」③海編〜自然遊びのフィールド紹介!

②の里編に続き、今回はくじらぐもで遊んできた海の遊び場をご紹介します。この地域で生きる子どもたちにはぜひ海の環境に親しんで好きになってほしいと思っています。ある年の夏休みは、3日に一度はくじらぐもで海へ遊びに行っていたこともありました。

「子どもと一緒に海でどうやって遊べばいいの?どこが安全なの?」という疑問解決のヒントになるかもしれません。参考になれば幸いです!

 

沖ノ島【館山市】

内房の海遊びスポットでは最も有名なところかもしれません。夏休みは朝から混むので、できるだけ夏休み前の暑い日、もしくは夏休み後をねらいます。北側の入江がプライベートビーチさながらでお気に入り。タープをしっかり張って拠点を作り、小さい子でも休めるようにして、シュノーケリングや磯遊びを楽しみます。
※2020年2月現在、台風15号による倒木のため、一部立入を制限している園路があります。  

●大賀海岸【館山市】

ビーチに車を直付けできる上、海水浴と磯遊びの両方を楽しむことができるという、穴場のスポット(海水浴場とはされていないので、ライフセーバーなし、トイレなし)。ここでじっくり遊んで、隣接するファミリーオ館山のカフェのテラスでママたちはお茶&キッズは芝生でお外遊びというのが鉄板コース。

 

仁右衛門島(にえもんじま)【鴨川市】

ある年にみんなで訪れて、その海の美しさと「特別感」にハマってしまいました。渡し船に総勢およそ25人の親子で乗って上陸。BBQセットも持ち込んだりして、ワイワイ島時間を楽しみました。浮き輪を持って巨大なタイドプール(潮だまり)に浮かんだり、 透明度の高い海の中をシュノーケリングしたり。ママたちは交代で子どもを見ながら、海に次々に入っていきます(笑)。至福のリフレッシュタイム!

 

●乙浜(おとはま)漁港【南房総市白浜町】

房総半島は黒潮の影響を受けて一年中いろいろな魚が訪れています。こちらの乙浜漁港は房総でも最南端に位置し、子連れのファミリーでも釣りが楽しめると人気のスポット。くじらぐもでも何度か釣りをしています。あるときは運良くイワシの大群と当たり、子どもでもひょいひょい釣れて、合計すると100匹以上「爆釣」したことも。釣りの回はお父さん参加も多く、これを楽しみにしている子も多いです。

 

大房岬自然公園【南房総市富浦】

海と森が美しく、スケールの大きな景色を望める自然公園。ここで新年のたこあげをするのが最高に気持ちよくておすすめです。まずはみんなでたこを作って、一番風を受ける南の芝生エリアへ。館山湾をぐるりと見渡しながら、風を読み、たこを大空に泳がせます。子どもたちはたこを片手に縦横無尽に走り回ります。海まで降りて波とたわむれるのも心地よい、まる一日かけて遊べるスポットです。

 

最後に

全3回でくじらぐもの今までについて書いてみて、改めてこのエリアは自然遊びが豊かな場所だなと思わされました。まだまだ紹介できていない所もあるし、仲間×フィールドで遊びは無限のバリエーションで広がっていきます。

今しかない、子どもとの時間。お外で一緒に思いっきり遊んだキラキラの思い出を、子どもにもママにも、たくさんつくってほしいと思っています。

また、最近は内輪のサークル感が強くなってきていますが、そもそもは「自然遊びしたいけれど、どうしてよいかわからない」という親子の橋渡しになれば、という初心でした。それはずっと変わりません。より間口を広げる意識で、広報活動もきちんとしていきたい、と省みているところです。

ぜひ南房総の自然の中で、お会いしましょう!

 

里と海の自主保育くじらぐも(Facebookページ)
https://www.facebook.com/awanephowhale/
メール:kujiragumo2016@gmail.com

南 芙蓉

秋田県出身。 生粋の房州人である夫と結婚し、2014年から南房総市民に。自然学校でずっと働いてきましたが、現在は二人の育児に没頭中。子どもとママを対象にした自主保育を立ち上げ、仲間と一緒に自然を楽しむ活動をしたり、 家族で海へ山へキャンプへと出かけたり、毎日が夏休みみたいな(笑)南房総ライフを送っています。 そんな中、たくさんの人に、特に都市部に住む人に、体験してほしい南房総の自然がある、と強く意識するようになりました。私も大学で上京した際、都市の楽しさと同時にストレスを痛感した人の一人。南房総があなたのオアシスになれば嬉しいです。

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