移住して4回引っ越し、南房総市内で4軒の家に住んでみた(前編)
私が移住したのは、南房総市白浜町。
もともとホテル従業員の寮だったという場所が、シェアハウスのようになっていました。
シェアハウスといってもユニットバス付きのワンルームで、洗濯機は1階に共同のものが。
人によっては電気製品を使って部屋で調理していたようですが、私は共同の台所部屋を使用。
家賃は月2万円+電気代(メーター有)、共同の台所部屋代が月6000円くらいだったと記憶しています。
広い庭も自由に使え、大家さんの許可を得れば畑も使えました。
知人が住んでいた場所で、部屋に空きがあるのを知っていた私は直接大家さんに交渉し、入居。
地元のスーパー「おどや」や、高速バス停は徒歩圏内。
便利な場所だけど、周りは田んぼで、季節の変わり目を身近に感じられる環境でした。
あの家で辛かったことといえば、房総特有の西風。
室内で過ごしていると、ビュンビュン吹き荒れる風の音がずっと耳に入り、ストレスを感じたことも。
理想の家を探すためにとりあえず入居しただけなので、すぐに家探しをスタート。
理想の家の条件は以下の通り
・平屋一戸建て
・日当たりがよい
・庭と畑がある
・家賃3万円以内
・ハンモックスペースがあれば最高!
人に会うたびに「家を探しています!」から入って、理想の家の条件を伝えていました。
不動産屋を回って家を探すという考えは全くなく、とにかく人づてが大事だと思い、理想の家を口にしていたのです。
そして、地元の人が紹介してくれたのが、条件を全てクリアしていて、すぐにでも入居可能な家。
日当たりのよい縁側付き、3間続きの部屋。
その後ろに2部屋。キッチンダイニングルームと、増築した眺めのいい洋室も。
敷地内で家庭菜園できるスペースがあり、周りは田んぼや畑、蛍が舞う環境でした。
シェアハウスは海寄りでしたが、2軒目の家は白浜の中でも山側エリア。
ときには猿の集団を目撃したり、イノシシに出会ったりしたことも。
同じ白浜町でも、こんなに環境が違うんだなぁとびっくりしつつも、海と山の両方を存分に楽しみました。
3軒目の家は、南房総市外。
もちろん、理想の家の条件は全て満たしていて、土地の広さでいえば何倍も広い山付きの家を紹介されました。
2軒目の家のとき以上に、サルやイノシシと日常的に出会う環境。
個人的な理由で、急遽その家を出ることになり、またまた私の家探しがはじまったのです。
続く、後編はこちら