森のようちえんで過ごす季節~田植え~

南房総市や館山市の自然豊かなフィールドを利用した、野外での自然活動をメインとした保育活動「森のようちえんはっぴー」。
これまでにも活動内容をご紹介してきましたが、このシリーズでは「森のようちえんはっぴー」らしい、季節の行事をご紹介します。


お米を育てて食への興味をはぐくむ


「森のようちえんはっぴー」は毎年もち米を育てています。
南房総市三芳地区の有機農家・やぎ農園さんの協力指導の下、親子で田植えを行い、草取りをして、稲刈りをします。
そして、収穫したもち米をふかして、臼と杵を使ってお餅をついて、味わっているのです。
この行事について同団体代表の沼倉幸子さんは「いま、食べ物と暮らしが切り離されていると感じています。子ども達に食べ物を作る体験をさせることで、食べるものを身近に感じて、素材そのもののおいしさ、育てる喜びを感じてほしい」という想いを持っているそうです。

親子でどろんこ!『はっぴーたんぼ』で田植え

『はっぴーたんぼ』と名付けられた田んぼで今年も5月末に田植えが行われました。
昔ながらの手植えで親子で一列になって作業します。
とろとろとした田んぼの泥の感触に、最初は戸惑っていた子どもたちも保護者と一緒に田んぼにポチャン!見よう見まねで苗を植えていきました。


3年目になる年長クラスの子ども達は大人顔負けの活躍。年少・年中クラスの子ども達と保護者も、どろんこになりながら頑張りました。
無事、『はっぴーたんぼ』の田植えを終えた子ども達は、隣に作られたどろんこプールへ!
泥をはね上げながら走り回る子や座って泥の感触を楽しむ子など、それぞれで楽しんでいましたよ。

親子で田んぼに関わることについて沼倉さんは「大人も関わることで子どもは今日の頑張りを近くで保護者やスタッフに見てもらうことができ、『みんなで頑張った』という喜びを感じることができます。稲刈りも同様で、この喜び大切にしていきたいですね。今日植えた苗が順調に育ち、みんなでおいしいお餅を食べるのが楽しみです」と笑顔で話してくれました。

自然の中での保育に加え、食べ物を実際に育て味わうことまで行う「森のようちえんはっぴー」。感性が育つ特別な幼児期に、さまざまな体験を提供してくれています。
森のようちえんはっぴー:http://morihappy.org/

フジイ ミツコ

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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