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スペインタイルを南房総で楽しむ。「スペインタイルギャラリー&アトリエ Libera(リベーラ)」

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スペインタイルを知っていますか?
スペインタイルとは、名前の通りスペイン発祥のタイルの種類。建物の壁にはめ込んだり、ネームプレートや装飾品として飾ったり…色鮮やかなタイルのある空間に憧れる人もいるでしょう。
そんなスペインタイルを身近に感じられる「スペインタイルギャラリー&アトリエ Libera(リベーラ)」をご紹介します。

スペインタイルを身近に

Liberaを運営するのはスペインタイル作家の樋口まなみさん。福島県生まれで、若いころは世界を放浪していたという樋口さんは、農業をしてみたい!と2006年に南房総市へ移住しました。
農業の傍ら、以前から興味のあったスペインタイルの資格「スペインタイルアート工房講師資格」を取得。2014年に三芳地区の自宅で、エスペラント語で「自由な~」を意味する「Libera(リベーラ)」と名前を付けた小さな工房をスタートさせました。

スペインタイルを身近に感じてほしい、と2019年にギャラリー&アトリエのオープンを決意。大型台風やコロナ禍の影響を受けながら、古民家をリノベーションし、2020年7月18日に完成したのが「スペインタイルギャラリー&アトリエ Libera」です。

「当初はもっと早く完成する予定だったのですが、いろいろなことがあり、オープンが2020年の夏になってしまいました。リノベーションの作業には、たくさんの人が関わってくださり、本当に助かりました。まだ作業が残っている場所もあるので、しばらくの間ギャラリーは週末のみのオープンを予定しています。セルフカフェも用意してあるので、ゆっくりしていってもらいたいですね」と話す樋口さん。
リノベーション作業の合間に、外壁に飾るタイルも作成中だそうです。

アクセスのよい里山工房

Liberaがあるのは、南房総市富浦地区。富浦インターから約3分のところにあります。
富浦インターからすぐに見えるローソンを過ぎた信号を左折し、10mほど進み左手の細い道を入っていきます。目印は、もちろんスペインタイルの案内板。少し小さいので見逃さないようにしてください。右に折れるように道なりに進むと、白い壁の工房が見えてきます。
立地について樋口さんに聞くと「インターから近いので、観光の方にも立ち寄ってもらいやすいかと思います。ただ、道が細いので注意して来てもらいたいですね。ナビで検索すると違う場所に行ってしまうようなので、看板を目印にしてもらえたら」。

スペインタイル絵付け体験も

ぷっくりとした凹凸となめらかなツヤ、鮮やかな発色が特徴のクエルダセカ技法と水彩画のように絵を描く素朴なマヨルカ技法の2種類があるスペインタイル。
ギャラリーには樋口さんの作品がずらりと並び、スペインタイルの技法を使った雑貨やタイルの販売も行っています。オリジナルタイルやネームプレートの受注制作の相談も実物を見ながら可能です。


また、タイルをあしらった洗面台とキッチンがギャラリー内にあり、タイルのある生活をイメージするのにピッタリ。「スペインタイルを取り入れるきっかけになれば」と設置したそうです。

ギャラリーで作品を見たり、セルフカフェでお茶をしたりするだけでも楽しいのですが、2~3時間ほどの時間で絵付け体験をすることもできます。(前日までに要予約)
費用は3000円~6800円で、正方形のタイル・ネームプレート・絵皿・コースター鍋敷きが選べます。
初心者にオススメなのは、インテリアのアクセントにピッタリのクエルダセカ技法で作るタイル。縁取りをした中に釉薬(ゆうやく)を流し込むというスペインタイルならではの技法が体験できます。
どの作品も、絵付け終了後に焼成し、10日前後で手元に届くそう。自分で作った作品は、感動ものだそうですよ。


さらに、定期的に学ぶスペインタイル絵付け教室も開催中。
スペインタイルにハマる人がこれから増えていくかもしれません。

まとめ

約1000℃で焼き上げられるスペインタイルは半永久的に色落ちせず、その美しい色合いを保ち続けるそうです。樋口さんの作品のお気に入りを探すもよし、オーダーメイドでオリジナルタイルを制作してもらうもよし、自分で絵付けにチャレンジしてみるのもよし。いつもの生活に彩りをあたえてくれるスペインタイルに、まずは触れてみませんか?

スペインタイルギャラリー&アトリエ Libera
場所:千葉県南房総市富浦町福澤753-1
電話:090-9849-0355
メール:kobolibera@gmail.com
HP:https://r.goope.jp/libera/
体験はコチラからもオンライン予約が可能です(じゃらん)⇒https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000209324/?screenId=OUW1701&influxKbn=0

 この記事を書いたのは…

フジイ ミツコ
フジイ ミツコ
山口県出身。

フォトライター。
南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。
ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。
南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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