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公園のあるcafeわだぱん 〜コーヒーを片手に感じられるのは、わだ時間〜

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夕暮れ時、とてもfreeな空気が流れるこの場所。
あふれる異国情緒を感じてしまうのは私だけ?不思議な感覚にとらわれた私。
近くに、ハーフらしい金髪の男性が1人たたずんでいる。
「ここは一体どこですかね?」と尋ねると、「ここはね。世界のはじっこだよ」という答えが。
それがしっくりくる。考えるな、ここは世界のはじっこ。

今回は、そんなfreeな空気が流れる南房総市和田町の「わだぱん」を紹介します。

◆石臼で挽く麦の甘~い香りが食欲をそそる

焼き上がったばかりのパンたち

麦の生地が焼けた甘〜い香りが店内を漂う。この香りでさらに食欲をかき立てられます。焼き上がった時に遭遇できたら、本当にラッキーです。
パンを一口かむと、小麦の甘さがふんわり口の中に広がる至福のひととき。
あるお客さんは「職人さんが一人で作っている姿を見られるのがいいですよね」とおっしゃっていました。本当にその通り。
目の前でこねられていた生地が、焼き上がり、その場で食べられる贅沢。

「おすすめは、全部‼︎」と言い切る店主自慢のパンがせいぞろいしています。
全部は紹介しきれないので、私のおすすめを紹介します。

○私のおすすめメニュー

・粒あんクリームチーズ (240円)
わだぱんNo,1の人気パン。ふわっともっちり食感にクリームチーズとあんこの絶妙なコラボがうまい!この一個だけで腹持ち がいい。 

・くじらHOTサン (700円)
THEわだぱんを代表する逸品。和田町で水揚げされた鯨の唐揚げと季節の野菜がサンドされたボリューミーなサンドイッチ。 

・コーヒー  (Hot 500円 Ice 600円)
カモガワ珈琲の豆を使用。アイスコーヒーは淹れたあとに茶杓(ちゃしゃく)で泡立てる。
店主曰く「空気と『美味しくな〜れ』を注入するとおいしくなる」そうだ。
はっきり言って中毒になるおいしさ。

・チャイ   (500円)
こんもり盛られたクリーミーな泡を早く口の中に入れたくなるミルクティー。てっぺんのシナモンがちょっとしたスパイス。      甘いひとときを過ごしたい時はコレ。 

・食パン 一斤 (600円)
石臼で挽いた全粒小麦の甘みと旨みが感じられる食パン。わだぱん定番のホットサンドにも使われている。完全予約制。

・石臼挽全粒Milkぱん 一斤 (480円)
須藤牧場の牛乳と南房総市産小麦粉を使っている。南房総市ふるさと納税の返礼品に登録された逸品!
詳しくはこちら ⇨https://www.furusato-tax.jp/search?q=わだぱん&header=1&target=1&sst=

※価格は2021年10月の時点のもの。
※パンは早い時間に完売することが多いので、パンの購入は午前中がおすすめです。
※石臼全粒クロワッサンとMilkパンは、わだぱんに注文すれば着払いで配送もしています。

粒あんクリーミチーズとホットチャイ

くじらのHOTサンド

ここのもう一つの魅力は、店主の思いつきで出すメニュー。
私が出会った思いつきメニューは鯨のピザやステーキピザなど。出会えたらラッキーですよ。

◆小麦に魅せられた店主おがたゆかさんに聞く

「三食小麦料理でも大丈夫」というほど、とことん小麦が好きな店主おがたゆかさん。
パン屋を始めたのは、「和田町に移住してまもない頃、近所の方に『あんたパン屋をやりなさい』と勧められたから」。これぞ天の声、と直感的に受け入れて歩み出したのですね!

ここ「わだぱん」の他にない特徴は、小麦を地元農家から年間契約で購入していることと、地粉石臼挽きをしていること。

◉地元農家の小麦を年間契約
地元の小麦農家と年間契約して玄麦(げんばく)の状態で買い取っています。それは、地元の農家さんがずーっと安定して小麦を作れるよう、農家さんを支えたいというゆかさんの想いがあるから。
玄麦という状態で仕入れるのは、白い小麦粉より玄麦の方が旨味が残り、殻のついている状態で保管でき、自分で挽くタイミングを計れるという良さがあるから。

◉小麦を石臼挽きしていること
玄麦を石臼でゆっくり時間をかけて、その日の気温や湿度に合わせ二度挽きしています。
店の片隅で存在感を放つ石臼は、とある蕎麦屋に置いてあった石臼にゆかさんが一目惚れ。熱い視線を送っていたら「2つあるから、良かったら1つどうぞ」と譲り受けたもの。ゆかさんは「わだぱんが今あるのは、この石臼のおかげ。石臼の場所を社長室と書きたいくらいだよ」というほどリスペクトしています。

「わだぱんが今あるのは、この石臼のおかげ」と目を細めるゆかさん

「玄麦を挽くのは時間がかかるし、手間もかかるんだけどね。玄麦の殻と実の間には、栄養分と旨味が詰まっているのよね。その旨味がいいんだよね〜。『命を分けている』という思いでやっているよ」と話すゆかさんに、優しいお母さんの姿を見ました。
「私がね、Happyじゃないと作れないのよ。幸せな手で作っている。来てくれて食べてくれた方には、Happyな気持ちで帰ってもらいたいの」とお店立ち上げ当初から変わらない想いをポロッとこぼしてくれました。

焼き立てパンを心待ちにしていると、チリ、チリ、チリリーンと小麦が石臼の中で跳ねる音が聞こえ、午後のまどろみを誘います。

◆なぜか…人が集まる場所

ハンモックや懐かしのビーチチェアでゆったり

公園のあるcafeは、日本中を探しても数少ないでしょう。
初めて訪れる人は漁師町の細い路地の奥まったところに、テントを広げられるほど広い敷地があるとは思わないはず。

「わだぱん」にはなぜかいろんな人が引き寄せられ、ときどき小さなワークショップやフェス(※政府が規制するイベント参加者人数の範囲内)が行われています。これまで催されたイベントは、例えば…
・祝詞(のりと)WORK
・肉フェスwith癒し・写真展・アート展
・服の販売
・麻のお話し
・体の癒しワークショップ
・貸し切りウエディング
・PV撮影
…など。何かやりたい、見せたい、広めたいという人が飛び込んでくる場所のようです。
コロナ禍であっても、敷地内に公園のある立地を活かし、安全かつ有意義にこじんまりとしたイベントを開催することができました。ある人は人に会って癒され、ある人は夢を実現できたに違いありません。

またこの公園は、イベントに使われる以外にいろんな側面があるんですよ。

◉手作りのゼロエン公園
ゆかさんの友人であるオーストラリア人夫妻が日々「わだぱん」に自転車で通ってきます。ご夫妻は畑でおいしい野菜を作り、流木や廃材などを使って公園を彩るガーデニング木枠やベンチなども作っています。そして、余った食材をコンポストを使って畑の肥料に。
ここは、とってもエコな公園なのです。
ゆかさんとご夫妻との信頼関係があってこそ生まれた畑と公園。ときには目の前の畑で取れた野菜が、メニューの具材に追加されることも!ご夫妻の愛情がこもった旬の野菜を味わえます。

近頃、公園の隅にWadapamping(わだパンピング)という名のキャンプスペースができました。
この場所を気に入りキャンプ泊して帰るお客さんが増えたから作ったそうです。夜遅くまで楽しみたい人にとっては格別の待遇ですよね。大きなティピーには大人5人くらいが泊まれます。
※キャンプの料金や設備などは、お店にお問い合わせください。

Wadapamping

店主ゆかさんの優しく熱い人柄の魅力もさることながら、この土地が持つ魅力も人を惹きつけてやまないようです。
そこが和田の魅力。わだぱんの魅力。

◆まとめ
和田の海でひとしきりサーフィンを楽しんだあとに、道の駅WAO!での買い物帰りに、”世界のはじっこ”で世のしがらみを忘れ、おいしいコーヒーとパンでゆったりわだ時間を過ごすのはいかがでしょうか。
また、何か発信したい方は店主のゆかさんに相談してみるのもいいかもしれませんよ。



<アクセス>

JR和田浦駅前の道を鴨川方面に約800m進むと左手に緑の看板が見えます。
この脇道の100m先右手にわだぱんがあります。
駐車スペースに約8台停められます。

緑の看板

●わだぱん
場所:南房総市和田町柴215
※この住所は旧店舗のものです。新店舗は旧店舗の裏にあります

 
営業時間:10:00-19:00
定休日:火・水曜日
TEL:080-3558-9308
HP: wadapan.com/
Facebook: https://www.facebook.com/wadapan215/
instagram: wadapan215
カモガワ珈琲 https://www.kamogawacoffee.com/

 この記事を書いたのは…

shouji naomi
shouji naomi
香川県出身。
只今子育ても半ばにさしかかり、40代からやりたいことを仕事にしたいと一念発起。
プロカメラマンに師事しながら、駆け出しカメラマンとして千葉県南房総市を拠点に“カメラで地域おこし”をテーマに仕事している。人との出会いを大切にし、人との輪をつなげるお仕事ができたらいいなぁと思っています。
ライターとしても、“地域おこし”ができるのではないかと猛勉強中。

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