道の駅とみうら枇杷倶楽部でカレンデュラのクリーム作り!使ってみた結果は…
南房総市の名物と言ってよい、個性が光る7つの道の駅。その中の一つ、旧富浦町の「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」はいつも満開の花が咲いているガーデンと西洋風の光あふれる建物が特徴です。2000年の全国道の駅グランプリで最優秀賞を受賞したことも。
こちらでは毎週末にさまざまなワークショップが行われていますが、月に一度南房総の名産・カレンデュラ(キンセンカ)を使った石鹸・クリーム作りが体験できる日があります。
冬の乾燥がとても気になってきた年頃の私、2歳の息子と参加してみました!
抽出した植物のパワーを閉じ込めてつくる、贅沢なクリーム
枇杷倶楽部地階の、花をモチーフにした陶器や雑貨が並ぶスペースがワークショップの会場になっています。アロマサロン「デルフィーナ」から出張されていた高倉かつ江さんがにこやかに迎えてくださいました。
カレンデュラのクリーム作りは、容器と気に入ったアロマオイルを選ぶところから始まります。なんだか久しぶりの自分の感性でわがままに選べる贅沢なひととき…。
ポットで温めたクリームのベースに、ミツロウを溶かしておきます。今回使うミツロウは貴重なニホンミツバチのミツロウ(左。右はセイヨウミツバチ)。北海道からタブレット状の未精製のものを取り寄せているとのこと。ニホンミツバチのミツロウの方が体にすっと馴染みやすいのだそうです。
このカレンデュラオイルに使われているのは、南房総市の和田地区で栽培されたカレンデュラ(キンセンカ)。以前は食用のカレンデュラを作っていた畑で栽培された無農薬のもので、収穫後千倉の米屋さんの機械で乾燥、スイートアーモンドオイルに漬けて成分を浸出させます。こうしてできた高倉さんのカレンデュラオイルがミツロウと溶け合って、元の花の色を思わせる、淡く鮮やかなオレンジ色のクリームになりました。
カレンデュラは「皮膚のガードマン」と呼ばれるほど、傷ついた皮膚や粘膜を保護し、炎症を鎮めて修復してくれる作用があると言われています。そこにミツロウの保湿効果も加わり、これは乾燥厳しい冬の心強い味方になりそうな予感がします!
カレンデュラのクリームの使用感…結論はリップに抜群によい!
できたクリームは、普段使いで乾燥が気になる皮膚のいろいろなところに塗って試してみました。顔・手・腕では、正直すこし肌がつっぱる感じがして、私の肌にはあまり合わなかったように思います。しかし子どもたちの顔に塗ってみたところ、カサカサ気味だった皮膚を一枚ガードしてくれたように見えました。このクリームでケアするには、私の肌が内側まで乾燥しすぎていたからかもしれません…。
一方、感動したのは唇にリップクリームとして使ったときの感触でした。プルプルがずっと持続する感じ。もしかしたらミツロウが温度高めの唇で溶けたため、浸透しやすかったのでしょうか。ほんのりする花の甘い香りも幸せ度を上げてくれ、この冬のお気に入りになりました。
高倉さんが幾度も試行錯誤を繰り返して商品化したカレンデュラオイル。花の収穫から乾燥、オイルに漬けての抽出と、いくつもの過程を経て完成したものです。南房総地域の自然のパワーがぎゅっと詰まった極上のクリーム、ぜひ機会があればお試しください!
デルフィーナ
南房総市千倉町瀬戸1300-1
080-6518-8755
http://delfinataka.com
【デルフィーナの詳細についてはこちらの記事で】
南房総 キンセンカ大使のアロマエステサロン「デルフィーナ」
https://mina-pre.chiba.jp/archives/3320
道の駅とみうら枇杷倶楽部
南房総市富浦町青木123-1
0470-33-4611
http://www.biwakurabu.jp/
「キンセンカを使った石鹸・クリーム作り体験」
南房総特産のキンセンカ(カレンデュラ)と石ケン素地を使ったオリジナルの石鹸作りと、ミツロウとオイルでカレンデュラクリーム作り体験。
<現在はコロナの影響で、月に一度のみ実施>
- 所要時間:30分~60分
- 料 金:石鹸作り800円、 クリーム作り1,000円
- 時 間:10:00~15:00