「子どもたちに魚食普及を」 南房総に志が高い海の男がいた!
~南房総市和田町 有限会社アルガマリーナ、海の食処「なむら」(1)~
こんにちは、南房総市和田町在住のあわみなこです。
2014年3月に東京都調布市から移住してきました。
地方への移住先として南房総を候補にあげているみなさまの中には、 南房総に移住したら豊かな海の幸を味わいたい… 子どもにおいしい魚をたくさん食べさせて健康に育てたい… 地元ならではの食を楽しみたい… …とお考えの方も多いのではないでしょうか。
ご自分で魚を釣ることができる方はそれを楽しみにしていらっしゃるかと思いますが、そうでない方にとっては少々残念なことが。
海の幸豊かな南房総市なのですが全体的に、そしてとくに和田町界隈には魚料理のお店は少なく、地元民は魚屋さんで新鮮な魚を買って自分でさばく方が多いようです。
とはいえ、スーパーマケットに並んでいる魚も、都会に比べると安くて新鮮。手軽においしいお刺し身をいただくこともできますよ!
しかし! 和田町には魚食普及、地域産業の活性化、低利用資源の活用、食の安全性をモットーに高い志を持ち、長年、自社で製品を開発している会社があるのです。
その名もアルガマリーナ。イワシ料理の専門店、海の食処「なむら」も運営しています。
アルガマリーナのこだわり
アルガマリーナの金高社長は元漁師。長年世界中で漁をしてきました。
平成元(1989)年に陸に上がってからはビルメンテナンスの会社をおこし、平成17(2005)年にアルガマリーナを設立して食品の開発を進め、平成18(2006)年に食堂「なむら」をオープンしました。
社長のこだわりは、まず「低利用資源の活用」です。 たくさん水揚げされるのに、有効利用されてこなかったカタクチイワシで作った「ひしこの押し寿司」、アサリを食べてしまうということで海の邪魔者扱いされていたアカエイを使い、コラーゲン、コンドロイチン硫酸たっぷりの健康食品に仕立てた「エイ燻アヒージョ」などを開発。
また各方面から高い評価を受けている「鯖の甘露煮」を作る際、規格外のサイズになってしまう鯖を使った「房州さば山椒/ひじき入り」も商品化し、食品のロスを減らしました。
商品化にあたっては、原材料はできるだけ地元産のものを使います。食を通して地域活性化に貢献したいという思いがあるからです。
子どもに魚を食べてもらいたい!
金高社長のもうひとつのこだわりは「魚食普及」です。 とくに魚離れが進む子どもたちにこそ、魚を食べてもらいたいという思いが強く、そんな思いを込めて開発したのが「漁師メンチ」。
魚臭さがなく、魚が嫌いな子どもでも喜んで食べてもらえる一品になりました。 漁師メンチは油で揚げるタイプのものとレンジで加熱するだけで食べられるタイプのものがあり、2013年の第24回全国水産加工品総合品質審査会で主婦大賞を受賞しました。
漁師メンチについて、詳しくはこちらの記事を。
漁師メンチはイベントでもよく出品されます。「漁師メンチ」の幟(のぼり)をみたらぜひお試しあれ。 アルガマリーナの商品は、食の安全性にこだわり、添加物は一切使っていないので、お子さんにたくさん食べてもらっても安心です。
金高社長の胸にはいつだっていろいろな夢や計画、企画が詰まっています。 目下、「メザシ体験ツアー」を構想中。 子どもたちや干物を作ってみたい大人に「なむら」の店舗の裏にある自社工場に来てもらい、1日かけて干物を作り、その場で焼いて食べる、という経験をしてもらったら、面白いのではないか…いかがでしょう?
続きは… 南房総市和田町に、灯台のように頼れる食処があった! ~南房総市和田町 有限会社アルガマリーナ、海の食処「なむら」(2)
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