森のようちえんで過ごす季節~稲刈り~

南房総市や館山市の自然豊かなフィールドを利用した、野外での自然活動をメインとした保育活動「森のようちえんはっぴー」。
このシリーズでは「森のようちえんはっぴー」らしい、季節の行事をご紹介します。

実りの秋!昔ながらの稲刈り

6月に親子で田植えをした「はっぴーたんぼ」も実りの季節を迎えました!
夏の暑さや長雨、強風にも負けず、たくさんのお米をつけてくれた稲穂を親子で手刈りしていきます。

田んぼを貸してくれている南房総市三芳地区の有機農家・やぎ農園の八木直樹さん・幸枝さんのお話を聞いてから稲刈りスタート!稲刈り用の鎌を持って、子どもたちが田んぼに入って行きます。
稲を逆手に持って根元を鎌で刈り取る作業に、今年初めて稲刈りを体験する年少クラス(3~4歳)は四苦八苦。保護者に稲を固定してもらって両手で鎌をあてる子もいます。そうして刈れた稲を持ち上げる様子はとても誇らしげで、一緒に作業する保護者も我が子の成長に目を細めていました。


2年目、3年目になる年中・年長くらいの子は、手慣れた様子で一人でもどんどん稲を刈って行きます。子ども達が刈った稲は保護者とスタッフで束ね、ワラでしばります。この作業も手作業の稲刈りならではで、子どもたちの刈るスピードに束ねる作業が追い付かないことも。
時には、カマキリやバッタを発見して遊ぶこともありますが、約1時間半ほどで稲刈りは完了!
やぎ農園の直樹さんも「1年に一回の作業なのに子どもたちが年を重ねるにつて上手になっていく様子に毎年驚かされますね」と話してくれました。

稲を刈り終えたら束ねた稲をはざがけしていきます。竹で組んだ干し竿に束ねた稲を親子で協力して引っ掛けていく作業も、機械での稲刈りが主流になった今ではあまり見られなくなった景色ですね。


稲が刈り取られた田んぼにはざがけされた稲をが並ぶ風景に、子ども達は達成感を感じていたのではないでしょうか。
昔ながらのやり方でのお米作りを経験できるはっぴーの子ども達。大人になってもこの経験を忘れないでいてほしいですね。

植えて育てて収穫し、食べて感謝する

森のようちえんはっぴーでは、お米(もち米)を6月の田植え・7月の草取り・9月の稲刈りと植えて育て収穫する経過を子ども達に経験させています。
さらに11月には、その収穫したもち米でお餅つきをして、実りに感謝する感謝祭も実施。
食べ物に対する一連の流れを子ども達が体験することで、より深い食への興味と感謝が生まれるということで、はっぴーでは大切な行事として行われ続けています。

自然の中での保育に加え、食べ物を実際に育て味わうことまで行う「森のようちえんはっぴー」。感性が育つ特別な幼児期に、さまざまな体験を提供してくれています。
森のようちえんはっぴー:http://morihappy.org/

シリーズ記事
森のようちえんで過ごす季節~田植え~

フジイ ミツコ

フジイ ミツコ

山口県出身。 フォトライター。 南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。 ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。 南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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