南房総には、12か所の道の駅があります。こちらは海辺にあるので、“道の駅”でなく“渚の駅”。南房総の中でも知名度の高い館山の中心地に一番近い交流拠点です。 訪れる交通手段が、車の場合は、施設の前に駐車場があり、電車の場合は、JR館山駅から徒歩15分です。
館山湾が一望できる展望デッキで絶景が見られる?
2階に上ると、館山湾が一望できるウッドデッキスペース。別名「鏡ヶ浦」とも呼ばれる、波が穏やかで鏡のように美しい水平線が目の前に広がります。 ふもとには、桟橋形式では日本最長500mもある「館山夕日桟橋」があり、時おり船が着岸するのを眺められます。
天気のよい日は、遠方に富士山を望めます。おすすめの時間帯は、夕日が沈むころです。ロマンチックな気分になれるでしょう。
5月中旬、7月下旬には、富士山に夕日が沈んでいく「ダイヤモンド富士」の光景を見られるかもしれません。
館山湾に生息する魚や生き物に、無料で会えてふれられるミニ水族館
1階の『海辺の広場』は、無料で入れるミニ水族館です。入ると正面に大きな水槽があり、館山湾に生息する魚や生き物を間近で見られます。営業日の毎日14:30~はエサやり体験ができて、子供たちの楽しい思い出づくりになります。
館山湾の潮だまりにいる、ヒトデやナマコなどの生き物を手に取って観察できる『タッチプール』があり、体験学習にもなるでしょう。
南房総で採れた貝の展示は、思わず見惚れてしまいます。
地元でとれた新鮮な魚や野菜を買って帰りましょう
1階にある『海のマルシェたてやま!!』は、新鮮な地魚や魚介類、地元農家で採れた新鮮な野菜や果物が並んでいる、産直マーケットです。
南房総は、海に囲まれ昔から漁業が盛んです。そして温暖な気候でこだわりを持って作られた農産物。ここだけでしか買えない品も多いので、隈なく見て回ることをおすすめします。今まで出会ったことのない美味しさに巡り合えるかもしれませんよ!
筆者がこの日購入したのは、全て館山市産の赤ひげ葱(ねぎ)、アイスプラント、ルッコラ、房州産ジンタアジの開きです。どれも新鮮で味わい深く、家族に好評でした。
お土産におすすめのお菓子は、房総はちみつみるくラスク
『海のマルシェたてやま!!』では、地元銘菓や季節にあわせた、お土産が並んでいます。 中でもおすすめは、房総発の美味しいスイーツを発信する『パティスリー・ソラネル』が作る「房総はちみつみるくラスク」です。
こちらは、南房総のトチの木蜂蜜、南房総市三芳の低温殺菌牛乳、館山市の宮本鶏卵の卵と地元の素材を使った、こだわりのラスク。 サクサクと軽い歯切れのよさに、はちみつとミルクからできたキャラメルのような、まろやかな甘さがバランスよく、ついつい何粒でも食べてしまえそう。ここだけで買える限定販売だそうです。
まとめ
今回ご紹介したのは、“渚の駅”たてやまのほんの一部です。この他には、房総の海と生活をテーマにした『渚の博物館』や、館山湾を眺めながら房総地域の味覚を味わえるレストラン『館山なぎさ食堂』など、魅力ある施設があります。
“渚の駅”たてやまに、ぜひ行ってみてください。
みなとオアシス “渚の駅”たてやま
所在地:館山市館山1564-1
館山市webサイト みなとオアシス“渚の駅”たてやま
www.city.tateyama.chiba.jp/minato/page100034.html
この記事を書いたのは…
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東京都中野区出身。
2016年春に夫のサーフィン好きから出産と同時に、神奈川県川崎市から南房総市に移住。初めての子育てと慣れない田舎暮らしに、1年以上悩みました。
長年してきたスイーツの企画の仕事もしづらくなり、知り合いも少なく孤独を感じることもあったときに、試しに参加してみた南房総市主催「新しい働き方講座」で、WEBライターについて学ぶ。講座で互いに学び合い、支え合う仲間と出会えたことで、ここでの生活が楽しくなってきました。
仲間から教えてもらった南房総の魅力を知る一方で、地域課題について関心が高まりました。南房総に移住してきて、都会との感覚の違いや、情報の少なさ・古さに気づき、自分たちが感じた不便さを少しでも解消できたら、きっと誰かに喜んでもらえる…。そんな思いで、『南房総ex-press』をつくりました。
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