南房総市和田町在住のあわみなこです。
東京から和田町へ引っ越してきた当初、道の駅や直売所で売られている野菜が安いことに驚きました。
もちろん「必ず安い」というわけではなく時期によってはそれほど割安感がない場合もあります。
農作物ですから当然ですね。
ところが「そこに品物があれば必ずお買い得」という場所があります。それが南房総各所に点在する無人販売所。
お買い得であるばかりでなく、すべてがセルフサービス。大きな貯金箱のようなものにチャリンと小銭を入れて品物をいただけるのが物珍しく、またのどかな風物に思えて、つい足がとまります。
農作物だけでなく、切り花や手作りの梅干し、梅酢、漬物などが置かれていることもあり、しばらく何も置かれていないこともあります。いずれにせよ、通りかかるときはチラッと見ずにはいられない無人販売所。私の行きつけのお店と、南房総ex-pressの仲間が見出したお店をいくつかご紹介しましょう。
各無人販売所の名前は勝手ながら私がつけさせていただきました(※「上瀬戸さんあーるの会とれたて野菜直売所」を除きます)。
無人販売所、発見!
【鴨川エリア】
(1)クリニック前フローラル in 江見
私が最も好きな無人販売所です。
「何も置いていない」ことがあまりなく、売り場にレースのカーテン風の飾りがあるところが高得点。
季節の野菜や果物、切り花などが置かれています。
売り物ごとに値札がつけられ、日々、オーナーさんが目を配っている様子がうかがえます。
オーナーさんとお話がしてみたいと思い、近くにお住まいの方に聞いてみましたが、分かったのはお名前まで。住まいや連絡先は分かりませんでした。
場所は、JR内房線江見駅を出て突き当りを左折し、安房鴨川方面へ歩いて200メートルほど。「真木クリニック」の小さな案内板の手前にあります。
(2)嶺岡トンネル前びわヒュッテ
新しく作られたように見える、きれいな無人販売所です。
この日はプラムが売られていました。
場所は、外房黒潮ライン(国道128号線)沿い。
館山方面から鴨川方面へ向かって曽呂十字路交差点で嶺岡トンネルに入る手前、右側「営業中」の赤い幟(のぼり)が目印です。
(3)最新式お米ロッカー at 満田園芸
Googleマップでは木造の素朴な無人販売所になっていますが、今はこの通りコインロッカー式になっています。
この日は「精米したてのコシヒカリ1kg300円」が入っていました。作り方にこだわった、満田園芸さんの自信作!
貼られたチラシから、各種フルーツ、米糠(こめぬか)ペレットなども売られているようです。
マメにチェックすれば目新しい品物をゲットできるかもしれません。
米糠ペレットは初めて聞く言葉だったので調べたところ、良い肥料になるようですよ。
場所は「(2)嶺岡トンネル前びわヒュッテ」前の嶺岡トンネルを抜け、1つ目の信号を過ぎてすぐ、右手に見える仏壇屋さんが目印で「新鮮野菜」と書かれた緑の幟(のぼり)が立っています。
【南房総市千倉エリア】
(1)上瀬戸さんあーるの会とれたて野菜直売所
大きな直売所です。
ちょうど自転車の荷台に野菜を積んだ年配の御婦人と出会ったのでお話を聞いてみました。
「朝、野菜を置いていくとね、午後の早い時間には売り切れることが多いですよ。ありがたいですね」とのこと。
品物は100円均一。
地元の人たちからの評価も高く、貴重な直売所になっているようです。
場所は、県道187号線と188号線と交わる瀬戸交差点を千倉方面に600メートルほど進んだところ。
「上瀬戸さんあーるの会とれたて野菜直売所」というグリーンの縦型の看板が目印。
(2)コット(忽戸)カントリーアンテナショップ
手作り感いっぱいのいかにも無人販売所らしい佇まいです。
場所は千倉町忽戸。県道251号線千倉方面から白浜方面へ向かう途中「羽山商店」から100メートルほど進んだところ。
【南房総市三芳エリア】
(1)かんちゃんとみよちゃんの直売所 in 三芳
交通の便がよい無人販売所です。
場所は三芳病院前の交差点を道の駅「三芳村 鄙(ひな)の里」方面に向かって50メートルほど進んだ「三芳モータース」の敷地内。
かんちゃんとみよちゃんが誰なのか、調べたかったのですが連絡先が書かれていません。
三芳モータースさんにお聞きすればよかったのですが、勇気が出ませんでした。
ここも100円均一です。
(2)りっちゃん農園フロントショップ
長い歴史がありそうな販売所で、風格があります。
じゃがいもを1袋買いたかったのですが小銭を持っておりませんで、涙をのみました。
無人販売所めぐりには小銭は欠かせませんね!
場所はりっちゃん農園のビニールハウスの向かい側。りっちゃん農園は観光農園です。
いちご狩り、タケノコ狩りなどが楽しめます。
りっちゃん農園ブログ
無人販売所を続けていただけるためには
首都圏内では、無人販売所はコインロッカー方式にしなさい、という行政からの指導を受けることがある、と聞いたことがあります。
「誰も見ていなくてもお金を払わずに品物だけ持っていってしまう人はいないだろう」という前提のもとに運営されている無人販売所。これからも続けていただければありがたいと思います。
ただ中には心ないことをする方もいらっしゃるようです。
人様が作り、袋につめ、そこまで運んだ大切な品物なのですから、きちんとお金を払いましょう!
これからも無人販売所が続いていきますように!!
情報はすべて2018年7月現在のものです。
この記事を書いたのは…
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千葉県松戸市出身
長らく東京でOLをしていましたが、2014年に東京から南房総市へ移住。今は、パソコン個人指導、事務代行、ホームページの作成、クラウドソーシングなど、できることはなんでもやってサバイバル中。
「自分が自分のボスであること」をモットーに日々過ごしています。
ライターの仕事を通してこの地域はもちろん、世界中の人々とつながって生きていきたいと思っています。趣味はブログ、ヨガ、読書など。
(Webサイト)
◆南房総極楽日記 ~Good-by 東京 Go Go 和田町!~
http://minamiboso-country-life.com/
◆あわみなこパソコンサポート
http://awaminako.com/
◆~今日も断酒天国~アルコール依存症ぴなこ「今日一日」のためのウェブサイト
http://recovery-from-alcoholism.com/
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