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母なる海を感じる写真展「海と人と鯨と」【2021年6月~9月開催中】

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南房総は三方を海に囲まれた場所。その三方の海をめぐるように3カ所の会場で開催される写真展「海と人と鯨と」がはじまりました。
主催は、公益社団法人 日本写真家協会会員のプロカメラマン・飯田裕子(いいだゆうこ)
さん。岩井に拠点を持ちながら、有名雑誌などで撮影と執筆を行う飯田さんが、これまでに撮った写真をそれぞれの会場のテーマに沿って選び、展示しています。
外房エリアの鯨で有名な和田浦では『鯨とワタシたち』、半島最南端エリアの白浜では『楽園創生~南太平洋の島々~』、穏やかな内房エリアの岩井では『遠くのハワイと近くのイワイ』。
タイトルだけ見るとそれぞれ個性的ですが、共通して海をテーマにした写真が展示されています。入場はいずれも無料。それぞれの海を感じながら、めぐってみてはいかがでしょうか?
では、2021年6月~9月に開催されるそれぞれの写真展を詳しくご紹介していきます。

【6/19~9/6】『鯨とワタシたち』@わだぱん(和田)

6月から開催中なのが、『鯨とワタシたち』。会場は、和田浦駅からほど近いカフェ「わだぱん」です。
和田浦は400年以上の歴史を持つ捕鯨の地。鯨の文化を昔から持つ和田浦で、鯨と海の写真が展示されています。
捕鯨船に乗り込んで取材撮影したという秘蔵写真や貴重な親子鯨の写真などを見ることができますよ。
わだぱんのおいしいパンや飲み物と一緒に、ゆったりとした空間でのんびり楽しんでくださいね。
また、9月以降はバトンタッチ写真展『繋げるー白間津の大祭り 2019ー』が開催予定。みなぷれライターでもある庄司直生さんの写真が展示されます。テーマである白間津の大祭をレポートした記事はコチラです。

わだぱん
千葉県南房総市和田町柴215
tel:080-3558-9308
open 9:00~20:00 Close:火、水

【7/22~9/26】『楽園創生~南太平洋の島々~』@白浜海洋美術館

房総半島最南端・南房総市白浜では『楽園創生~南太平洋の島々~』と題された展示が行われます。飯田裕子さんがライフワークとして撮影し続ける南太平洋に浮かぶポリネシアの海と人々。日本の夏とは一味違う夏が味わえる展示です。7/24にはギャラリートークもありますよ。
会場は、野島埼灯台のふもと「白浜海洋美術館」。灯台周辺は公園になっているので、写真展の前後に訪れてみてくださいね。TURN南房総でご紹介した海中船も出ていますよ。

白浜海洋美術館
千葉県南房総市白浜町白浜628−1
tel:0470-38-4551
open 10:00~17:00(日曜〜16:00) Close :火・水・木(悪天時などで臨時有)

【7/31~8/31】『遠くのハワイと近くのイワイ』@岩井駅前交流拠点「boccs」

7月末に始まったのが『遠くのハワイと近くのイワイ』というユニークな名前の展示です。写真展初日におこなわれた『ハワイワイ ワークショップ』では、ハワイとイワイを比べるギャラリートークやレイ作り、岩井ビーチでのフラダンス・サンセット撮影会が行われ、盛り上がりました!
展示写真は、ハワイの火山から見えるマグマや高山、海の生き物など、リゾート地としてのハワイとは少し違った現地ならではのもの。岩井の風景写真もあり、写真と一緒にハワイと岩井の共通点を考えるクイズなどもあるので、子どもと一緒に楽しめますよ。
会場は、岩井駅前交流拠点「boccs(ボックス)」(記事リンク)。連動企画として、海の映画上映企画もあるそうです。
詳しくは、boccs公式FBページをチェックして下さい。https://www.facebook.com/boccsiwai

岩井駅前交流拠点 boccsボックス
千葉県南房総市市部125-13
tel:0470-29-3958
Open 10:00~18:00 Close:日曜

飯田裕子さんからのメッセージ

今回は夏の房総、外房、南、内房と3箇所での写真展。実は私にとっても同時多発展は初めての試みです。
コロナで沈んだムードの昨年の夏でしたが、今年の夏は、房総の潮風に吹かれ、風通しの良い会場で、夏休みのお子さんと展示をお楽しみいただければ嬉しいです。

わだぱんでの、捕鯨と鯨食、そして今年の3月に沖縄の座間味島で撮影した座頭クジラの親子写真。赤ちゃん鯨がお母さんから離れずに、本当に可愛くて、今頃は北の海に無事に泳いで戻れたか、案じています。房総では食鯨は文化でもありますが、近年は世界的に風あたりが強く、それをどう捉えたらよいのか、不安な気持ちの方もいるかもしれません。私なりに体験したこと、考えてみたことを綴った記事をNOTEというサイトにアップしてみました。読んでいただき、一緒に考えてゆきましょう。
海の恵みとともに、素敵な夏休みの思い出ができますように!
・捕鯨船乗船記1997 千葉県和田浦 https://note.com/yukoiida/n/ne995762ccd77
・鯨食問答BY MYSELF https://note.com/yukoiida/n/n1334a2b8bd17

まとめ

夏休みを中心に約2か月半にわたり、南房総を縦断する3カ所の会場でおこなわれる「海と人と鯨と」写真展。
1日で回って南房総の海とオセアニアの海を堪能するのもよし、ゆっくり1日ずつ回ってそれぞれの展示と会場を楽しむもよし。8月中は全ての展示が公開されているので、夏休み中のお子さんと一緒に行ってみるのもおすすめです。
飯田裕子さんが在廊される日もあるので、運が良ければ写真の解説もご本人から聴くことができますよ。この写真展をイメージしたオーガニックコットンのオリジナルTシャツも各会場で販売中です。
豊かな海を感じて、楽しい夏の日を過ごしてくださいね!

 この記事を書いたのは…

フジイ ミツコ
フジイ ミツコ
山口県出身。

フォトライター。
南房総の海辺に夫婦で移住し10年ほど。
ふたりの子どもに恵まれ、その子どもたちがつなげて広げてくれるご縁を大切に、彩り豊かな南房総ライフを楽しんでいます。
南房総の素晴らしいロケーションを活かしたフォトグラファーとしても活動中。

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