南房総花図鑑 その7「椿」
南房総では季節ごとに色々な花が地元民や観光客を楽しませてくれています。この「南房総花図鑑」シリーズでは、南房総でよく見られ、なじみ深い花々をご紹介していきます!
第五回は冬の花「椿」です。
椿の見ごろは?
椿には様々な種類がありますが、南房総では早ければ10月ごろから咲き始めるサザンカ(ヒメツバキ)、12月ごろから咲き始めるツバキ、2月ごろから咲き始めるヤブツバキが代表的な品種です。
見分けるのはなかなか難しいですが、香りが強く花びらが一枚ずつ散るのがサザンカ、花が丸ごと落ちるのが一般的なツバキ、と覚えておくといいでしょう。
色にも椿らしい濃いピンクや赤、薄いピンクなど個性があり、庭木として植えてあるものには品種改良されて色が混ざっているものや花びらが八重になっているものなども。
南房総での椿の楽しみ方
椿は寒さにも暑さにも強い常緑樹で、花は秋から春まで楽しめ、つややかな葉っぱが一年中茂るため、庭木としても人気があります。
南房総では公園やお寺、神社などで多く見られ、一般家庭の生垣などにもよく咲いています。
写真は丸山地区の石堂寺で撮影しました。
また、椿は南房総市のお隣の館山市では「市の木」として選ばれ、館山市を代表する公園・城山公園にはたくさんの椿を見ることができますので、足を伸ばしてみるのもオススメ。さらに足を伸ばせば、館山市から出発している高速ジェット船で1時間弱で行ける伊豆大島も椿が有名です。
濃いピンクの丸みを帯びた花は写真映えもバッチリ。南房総の青空や夕焼けと一緒に写真に残してみてもいいですね。