南房総花図鑑 その1「菜の花」
南房総では季節ごとに色々な花が地元民や観光客を楽しませてくれています。この「南房総花図鑑」シリーズでは、南房総でよく見られ、なじみ深い花々をご紹介していきます!
第一回は黄色が美しい「菜の花」です。
菜の花の見ごろはいつ?どこで見る?
南房総を代表する花と言えば「菜の花」と答える人も多いのではないでしょうか。南房総の他の地域よりも一足早い春を感じる花です。
菜の花はまず、菜花と呼ばれる食用と観賞用に分類されます。
食用は12月ごろから収穫されるのですが、食用菜花は育つスピードが速く、本来であれば花が咲く前に収穫しなければならないところ、花が咲いてしまう菜花もちらほら。
南房総の田んぼで咲いている菜の花はこのパターンが多く、見ごろは農家さんの菜花の生産時期にもよりますが、12月~2月は田んぼや畑で咲く菜の花が見られます。
観賞用の菜の花は、館山市と南房総市の海岸線を走るフラワーラインなどの道沿い、道の駅や公共駐車場の周辺に植えられています。
見ごろは、1月頃からです。
南房総での菜の花の楽しみ方
菜の花は、切り花には向きません。なぜかというと花びらが弱く、触ると散ってしまうため。
南房総で菜の花を楽しむには、菜の花畑を見つけて眺めたり写真に撮ったりするのがオススメ。菜の花の鮮やかな黄色のじゅうたんが、春の気分を盛り上げてくれます!
写真撮影の時は菜の花に近づいて画面いっぱいに菜の花を映すと、別世界のような写真になりますよ。
また、番外ですが菜花を買って帰って調理して、南房総の春を舌で味わうのもオススメです!
1月を過ぎるとどこの直売所にも菜花がどっさり並びます。切りそろえられていないものも多いですが、その分鮮度とコスパは抜群!ほろ苦い春の味覚をお楽しみくださいね。
地元では色々な食べ方をされていて、おひたしはもちろん、おみそ汁の具やパスタにする人もいます。食べる場合は花が咲いていないものがベストですが、ちょっぴり花が咲いているものを選んで使うと、春を感じる食卓になりますよ。
~南房総花図鑑シリーズ~
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