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海女さんが天草を採るところから作るあんみつ「ストロベリーポット」

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以前『まもなく終了⁉房州産海藻類と鴨川オーシャンパークの「青空市場」』で、南房総では昔から良質な海藻類が採れるという記事を書きました。
毎年夏に『白浜海女まつり』が開催されるように、南房総では現在でも海女さんが活躍されています。

今回は現役の海女さんが、南房総千倉の海で天草を採るところから作った、みつまめやあんみつが食べられるカフェ「ストロベリーポット」をご紹介します。

本業は海女?それともカフェ?夏は漁に出ないときだけOPEN

「ストロベリーポット」は、房総フラワーライン沿いのカフェですが、千倉のホテルや旅館、商店などが軒を連ねる中心街の外れにあります。車で走っていると、外観からはカフェがそこにあるとは気づきません。
鮮やかなブルーのガレージのような建物が目印です。カフェの入口は、この建物の左を下って、正面の階段を上ったところ。

「古いものが好き」というオーナー夫婦が集めたヴィンテージ雑貨の並ぶ室内と、目の前に海の見えるデッキから座る席を選べます。どちらでも穏やかな時間が流れているので、のんびりと過ごせますよ。

さて、こんなオシャレカフェですが、なんとオーナーは現役の海女さんなんです!
「このお店をはじめて12年、同時に海女となり天草を採取するようになった」と、オーナーの鈴木 祐美子さんは語ります。千倉出身で若い頃は都会にあこがれて一度は出たけれど、結婚をしてのんびり生活しやすい千倉にUターンしたそうです。

漁のできる期間は決まっていて、5/1~9/5の当日の朝に海の状況により許可が出たときだけ、海に入れるそうです。この期間アワビ漁をする日は、カフェが臨時休業になります。

カフェの休業情報は、ブログに掲載されるので、行く前にチェックするといいですね。(このページ最後まとめにリンクあります)

寒天の風味の違いを味わって

このお店にきたら、絶対食べるべきは、「みつまめ 432円」や「あんみつ 432円」です。
カフェオーナー兼海女さんである鈴木さんが、お店の下に見える千倉の海で天草を採り、それを寒天にします。天草から寒天を作るには、時間と手間がかかります。
けれど、「粉寒天から作る寒天とは、風味も食感も全然違うでしょう」と鈴木さんが言うように、一般的なものとは歴然たる差があります。
とくに黒蜜がかかっていない“素(す)”の寒天を口にすると、コリコリとした弾力と歯切れの良さ、そして海藻の香りが味わえるんです。粒あんと黒蜜、赤えんどう、みかん、チェリーとともに、寒天の美味しさをじっくり味わいましょう。

2日かけて作るドライカレーもウマい!

「みつまめ」、「あんみつ」などの甘味が看板メニューなんですが、ごはん系もちゃんとあります。ごはん系メニューは、日により少ない時もあるそうですが、定番で人気があるのは、「ドライカレー 700円」です。タマネギペーストからじっくり2日かけて作るルーは、コクがあり甘い。フルーツを使っているのかと思って聞いたほど。けれどフルーツは使わず、タマネギ、ニンジン、ピーマンの野菜の甘みだそうです。

使うお米にもこだわりがあり、自家製の低農薬コシヒカリに、国内産原料を使用した十六穀米をブレンドしています。白米とは違ったプチっとした歯ごたえがあり、ビタミンやミネラルも豊富で、嬉しいですね。
カレーの上にのった目玉焼きも、ふちがパリパリでカレーとの相性も抜群に美味しかったです。

まとめ

こんな海の見えるカフェで、本を読みながらのんびり過ごす週末なんて贅沢な時間ですね。
また普段の生活では海女さんと接する機会がなかなかないですが、ここに来ればリアルな海女さんのお話が聞けちゃうかも?

ストロベリーポットでは、アメリカのレトロな食器ファイヤーキングを器として使用しています。私自身は器について全く詳しくないんですが、独特の雰囲気に人気があるようです。カフェの前はファイヤーキングのお店だったということで、もしかしたらレアな器があるかもしれませんね。販売もされているので、ご興味のある方は、ケースを覗いてみてください。

(注:価格は、2018年9月取材時のものです。)

ストロベリーポット
営業時間 11:00~18:00
定休日 火曜日+不定休あり
(お店のブログに臨時休業情報を掲載)
TEL/FAX 0470-44-5552
所在地 千葉県南房総市千倉町忽戸549-1
公式サイト http://strawberrypot.com/index.html
ブログ http://strawberrypot.blog118.fc2.com/
駐車場 お店の近くに2台分あり(お店からフラワーライン沿いに千倉駅方面に40mほど行った塀の中、手前2枠です)

◆南房総で採れた天草から作った寒天が味わえるお店…こちらもどうぞ!

南房総の海を食らう!天然ところてん専門店「ところてん小屋 青木」

 この記事を書いたのは…

choco-love
choco-love
東京都中野区出身。
2016年春に夫のサーフィン好きから出産と同時に、神奈川県川崎市から南房総市に移住。初めての子育てと慣れない田舎暮らしに、1年以上悩みました。
長年してきたスイーツの企画の仕事もしづらくなり、知り合いも少なく孤独を感じることもあったときに、試しに参加してみた南房総市主催「新しい働き方講座」で、WEBライターについて学ぶ。講座で互いに学び合い、支え合う仲間と出会えたことで、ここでの生活が楽しくなってきました。

仲間から教えてもらった南房総の魅力を知る一方で、地域課題について関心が高まりました。南房総に移住してきて、都会との感覚の違いや、情報の少なさ・古さに気づき、自分たちが感じた不便さを少しでも解消できたら、きっと誰かに喜んでもらえる…。そんな思いで、『南房総ex-press』をつくりました。

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